拝話§常設展示中 [私事]
我が家は、ワタシ的趣味で居間や廊下、玄関の壁に大小の版画類を額装して吊るしてある。
メインは17世紀のドイツ&オーストリアの銅版画都市図7点、それに19世紀の都市俯瞰図が4点、さらに小さい油絵と水彩画、彩色版画などなど。
↓1987年に購入したミュンヘンの都市図
個人的に“常設展示”と称して、家の中をうろつけば否応もなく目に入ってくるので、それもまたささやかな楽しみなのだ。
1987年頃に1枚目の都市図を買い、30年ほどかけてここまで集めることができた。海外旅行する時に、めあての版画を扱っている店があれば、ちょっと扉を開けて見せてもらい、気に入ったものが見つかって、値段の折り合いがつくようだった買い求める。もちろん、買えた時のほうが少ない。
持っている版画も眼の飛び出るような値段ではない。常に予算を決めていてその範囲内で気に入れば迷わず買って帰る。
でまあ、ひとり満足しているわけだが、我が家以外で、何か絵や版画の類を壁に飾っているお宅に出くわしたことは記憶にない。そういうことだからかどうか、我が家を訪ねてきた人があちこちに飾ってある版画を見ているのかいないのか、それらにまつわる感想らしきものを聞いたことがない。
我々夫婦は、他人様のお宅を訪問したら、当然ながらインテリアあれこれについての感想を残していくのはもちろんなのだが、日本人の多くが、家を飾るということが得意でないのが見て取れるのは残念なことである。
《私事のトピックス一覧》
メインは17世紀のドイツ&オーストリアの銅版画都市図7点、それに19世紀の都市俯瞰図が4点、さらに小さい油絵と水彩画、彩色版画などなど。
↓1987年に購入したミュンヘンの都市図
個人的に“常設展示”と称して、家の中をうろつけば否応もなく目に入ってくるので、それもまたささやかな楽しみなのだ。
1987年頃に1枚目の都市図を買い、30年ほどかけてここまで集めることができた。海外旅行する時に、めあての版画を扱っている店があれば、ちょっと扉を開けて見せてもらい、気に入ったものが見つかって、値段の折り合いがつくようだった買い求める。もちろん、買えた時のほうが少ない。
持っている版画も眼の飛び出るような値段ではない。常に予算を決めていてその範囲内で気に入れば迷わず買って帰る。
でまあ、ひとり満足しているわけだが、我が家以外で、何か絵や版画の類を壁に飾っているお宅に出くわしたことは記憶にない。そういうことだからかどうか、我が家を訪ねてきた人があちこちに飾ってある版画を見ているのかいないのか、それらにまつわる感想らしきものを聞いたことがない。
我々夫婦は、他人様のお宅を訪問したら、当然ながらインテリアあれこれについての感想を残していくのはもちろんなのだが、日本人の多くが、家を飾るということが得意でないのが見て取れるのは残念なことである。
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過話§備忘録的な何か~2022年3月23日付~ [備忘録]
3月21日(20日)……自宅周辺の桜が開花していた。あるいは前日(20日)には開花していたと思われるが確認していない。ちなみに東京都内の開花は20日のことだったので、珍しくも同日開花となったということか。
↓曇り空にちらりほらりとサクラサク
一週間くらい前は、まだまだ硬かった蕾が、開花まで3日ほどとなると、少しずつ赤みを帯びてきて、開花準備完了となってくる。だが翌日火曜日は、冬の気温となってしまい、咲く気満々だった蕾は足止めを喰らったようだ。
↓出鼻をくじかれた蕾さん
というわけで、今年も桜が咲いた。七十年近く桜の季節を迎えているはずなのに、個人的には、花を愛でるような心境になるまでに、ずいぶんと時間がかかったような気がする。
それは、自分自身の中に風流とか風情を感じ取る感性が育ってこなかったからなのだろうか。自分の周囲で桜が満開になっていても、二十代前半までは我関せずでポカーンとしていたのだった。
結局、実体としての桜を楽しめるようになって、まだ40年ちょっとしか経っていないわけで、この先の限りある人生を送りつつ、どれほど桜に心を癒されるのだろう。
3月22日……前日は春分だったというのに、この日は昼頃から一転して雪に見舞われた。そういえば1986年3月23日も関東地方は季節外れの大雪で、交通機関が麻痺したことを思い出したのだ。
《日常のトピックス一覧》
↓曇り空にちらりほらりとサクラサク
一週間くらい前は、まだまだ硬かった蕾が、開花まで3日ほどとなると、少しずつ赤みを帯びてきて、開花準備完了となってくる。だが翌日火曜日は、冬の気温となってしまい、咲く気満々だった蕾は足止めを喰らったようだ。
↓出鼻をくじかれた蕾さん
というわけで、今年も桜が咲いた。七十年近く桜の季節を迎えているはずなのに、個人的には、花を愛でるような心境になるまでに、ずいぶんと時間がかかったような気がする。
それは、自分自身の中に風流とか風情を感じ取る感性が育ってこなかったからなのだろうか。自分の周囲で桜が満開になっていても、二十代前半までは我関せずでポカーンとしていたのだった。
結局、実体としての桜を楽しめるようになって、まだ40年ちょっとしか経っていないわけで、この先の限りある人生を送りつつ、どれほど桜に心を癒されるのだろう。
3月22日……前日は春分だったというのに、この日は昼頃から一転して雪に見舞われた。そういえば1986年3月23日も関東地方は季節外れの大雪で、交通機関が麻痺したことを思い出したのだ。
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