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暇話§一日一句~十一年の今日も~ [俳句]

季語は・・・社日(しゃにち)

啼く烏 今日も余震の 社日かな

【去年の今日】愉話§呑藝春秋[81]酒は結局・・・・・・
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病話§三月大歌舞伎~仁左衛門休演~ [歌舞伎]

昼過ぎには家を出て歌舞伎座に向かおうとしていた午前、同居人が歌舞伎座のホームページで仁左衛門休演の告知がされていることに気がついた。

↓歌舞伎座のあちこちに休演の掲示が
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去年逝去した吉右衛門と同い年で、この14日には78歳を迎える。先月には、平知盛の一世一代を務めたばかりだったので、まだまだ疲れが残っているのではないだろうか。しかも、2月から3月、4月と、3か月連続の歌舞伎座出演は、本人の負担も大きいのではないか。先々、無理せず御身大切で舞台に出てもらいたいものである。

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というわけで『河内山』だが、河内山宗俊は中村歌六が代役を務めることになった。質見世の場では台詞は入っていたようだが、後半の玄関先あたりでは、背後に黒衣がプロンプターで入っていたが、黙阿弥の台詞劇を堪能するには至らず。何より歌六の声が3階からは小さく聞こえてしまったが、やはり手探りということか。さらに高木小左衛門に役を振られた坂東亀蔵は台詞が入っておらず、プロンプターの助けを借りても、あちこちで間が空いてしまったのはやむを得ないことか。

残念ながら芝居を楽しんだとは言えず、いかに休演代役がバタバタの状態であるものかを思い知ったのである。

二本目『芝浜革財布』は、安定の菊五郎劇団のほのぼのとしたお芝居。こちらもすっかりリラックスして楽しんだ。

終演は5分押して17時40分。18時前には歌舞伎座を出たが、首都高が渋滞で高井戸まで一時間……帰宅したのは19時過ぎ。

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厄話§東日本大震災から十一年 [地震]

2011年3月11日14時46分18秒に発生した東日本大震災の地震が東京を襲ったのは、およそ1分後のことだった。あの時から11年が経過した。

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改めて、11年前の自分のツイートを辿ってみると「地震!」とつぶやいたのは、発生からおよそ1分半後とツイッターに記録されている。完成して数年ほどと新しい9階建てのビル最上階にいて、凄まじい横揺れが続いた直後のツイートだが、よくキーボードに向かって叩いたものだ。

そして20分後には大きめの余震が起きたことをツイート。その後首都圏の鉄道が徐々に運行中止したことなども細かくツイートしていた。

あまりに事態が大きすぎたからかどうか、当人の頭は冷静だったような記憶だが、そうではなくて軽い思考停止状態に陥っていたと考えるのが正しいような気がする。

鉄道が運行中止したことで考えたのは、当然ながら自分は帰宅できるだろうかということだが、地震の規模、そして被害がわかるにつれ、状況はどんどん深刻なものになっていった。

そうした時に考えるのは我が身と同居人の安否で、同居人とは連絡が取れて無事が確認できた。そうなればあわててもしかたがないと腰を据えるしかない。

鉄道が運行をやめた直後から、徒歩で都心から帰宅を始める人たちが増えていたけれど、我が家まで30km以上の道のりで、徒歩10時間はかかるに決まっているのだから、夕方から歩き始めようものなら、到着は日付が変わってからになってしまうのは必定である。

ゆえに、徒歩帰宅は諦めて夕食をとるべく、歩いて帰宅する人たちの流れに抗ってランチョンに行ってみたりしたが、会社で時間をつぶしているうち、22時過ぎに都営新宿線と京王線が運行を再開すると知り、神保町駅のホームに行ったら、すぐに電車がやって来たのだった。

そうして徐行と停止を繰り返した、およそ2時間後に最寄駅に着き、停留所で待っていたバスに乗って自宅に帰り着いたのだ。

以上、同内容のエントリーを毎年書いているのは、2011年3月11日をいつまでも記憶に留めおくためである。

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