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愉話§呑藝春秋[81]酒は結局・・・・・・ [酒]

[承前]

大勢でテーブルを囲んで、賑やかに酒を酌み交わすということも、もちろん否定はしないけれど、自分にとって酒を呑むことは、結局のところ個人的な楽しみに集約されてしまうようだ。

宮仕え時代も、連れ立って酒を呑みに行くことはほとんどなく、95%以上は独り呑みを楽しんでいた。

何度か書いているように、酒を呑む時は会社の空気を持ち込まないように、そして帰宅までの間の自分だけの時間を過ごしたかったのである。そうすることで、一つのクッションを設定していたということだ。

だから長っ尻はしない。せいぜい1時間で、2時間もぐだぐだ呑んでなどはいない……まあ、2時間も呑んでいたら、ヘロヘロに酔っぱらってしまう。ちょっと酔ったかなで気持ちよく帰るという心づもりである。

帰宅したら、もう酒を口にすることはない。宮仕え時代は週に2回か3回はワンクッションおいて帰宅していた。

酒を存分に呑んで満喫するというより、自分と酒を寄り添わせるような……そんな“自分なりの節度”をわきまえていたのである。
                               [続く]

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