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慕話§ミュンヘン―マイカテゴリー―ビール [ミュンヘン]

旅行先で一番に親しんだ都会はと聞かれるなら、一も二もなくミュンヘンと答えることができる。

理由は二つ……それも実に単純である。充実したクラシック音楽とビールがうまいという、その二点に尽きてしまう。

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バイエルン国立歌劇場、ヘラクレスザール、ガスタイクと、何度もオペラやコンサートに通うことができた。それは、一回の旅行者にとっても、贅沢で至福の時間だった。たとえ演奏された音楽や舞台に不満を覚えても、その場にいるという幸運を感謝しつつ享受できたのだ。

そしてビールである。ミュンヘンへ旅行していたにもかかわらず、ビールの何であるかをおぼろげながらも悟るまでに、20年以上の時間が必要だった。

まずもって、ミュンヘンといえば“ホフブロイハウス”という、昔ながらの観光ガイドが諸悪の根源で、あそこに行きさえすれば事足れりというのが、大きな間違いだったのである。

そうして行き着いたのがミュンヘン最古、1328年創業のアウグスティナー醸造所のエーデルシュトフという名のビールだった。初めてアウグスティナーのビールを呑んだのは2005年のこと。

それ以来、ミュンヘンで呑むのは、アウグスティナーとミュンヘン郊外アンデクスの修道院ビールと決めている。

そして向かうビアガルテンは中央駅に近いアウグスティナーケラーで。ビアガルテンにはセルフサービスエリアがあって、呑み物さえ注文すれば、食べ物は自由に持ち込めるから、それをいいことに街中に増えてきた寿司屋で、巻寿司や枝豆を調達して、鬱蒼としたカスタニエン(栗)の下で楽しむのだ。

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南ドイツバイエルンのミュンヘンは、ドイツの中ではずいぶんと開放的な街であると感じられ、個人的には気楽な旅の目的地と言えるだろう。

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