転話§玄鳥去~七十二候~白露 [七十二候]
白露の末候“玄鳥去(つばめさる)”である。
私事ながら、明日は我が66歳の誕生日である……60年前は保育園に通っていた。2年保育の2年目で、年が明ければ小学校に入学するという。
50年前は紅顔の高校1年生となったが、早くも落ちこぼれの危機に陥った。
40年前は仕事を始めて3年目。どうにか仕事も覚えて何とかなるかと思い始めた頃。
30年前、所属は変わらなかったが、同じ部内の別部署で仕事をしていて、少しばかりフワフワしていたような感じが。
20年前は、相変わらず楽ちんなセクションでの仕事が続いていて、このままいっててくれればありがたいのだがと思っていたわけだが。
そして10年前、最後の職場に移って5年。そうして定年退職まであと5年となり、アフター会社の我が身を薄っすらと考えるようになってきていた。
定年退職したのは、ちょうど5年前の今日。ああぁっという間に5年の月日が過ぎて、記憶する暇もあらばこその時の速さなのだ。
というわけで、また一つ歳をとる。
《七十二候のトピックス一覧》
私事ながら、明日は我が66歳の誕生日である……60年前は保育園に通っていた。2年保育の2年目で、年が明ければ小学校に入学するという。
50年前は紅顔の高校1年生となったが、早くも落ちこぼれの危機に陥った。
40年前は仕事を始めて3年目。どうにか仕事も覚えて何とかなるかと思い始めた頃。
30年前、所属は変わらなかったが、同じ部内の別部署で仕事をしていて、少しばかりフワフワしていたような感じが。
20年前は、相変わらず楽ちんなセクションでの仕事が続いていて、このままいっててくれればありがたいのだがと思っていたわけだが。
そして10年前、最後の職場に移って5年。そうして定年退職まであと5年となり、アフター会社の我が身を薄っすらと考えるようになってきていた。
定年退職したのは、ちょうど5年前の今日。ああぁっという間に5年の月日が過ぎて、記憶する暇もあらばこその時の速さなのだ。
というわけで、また一つ歳をとる。
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碧話§九月の青空を見上げて [日常]
7月一か月間は梅雨の日々だった。青空を見たかどうか記憶にないくらいである。8月は一転して猛暑の日々で、家から外に出るのをためらうような、そんな日々だった。
それが、9月に入ったとたんに……空が高くなった。雲もまた秋のそれへとなびくようになったのである。
そんな季節の繰り返しを数十年の間に、淡々と眺め過ごしてきたわけだが、一年を通じて、5月の五月晴れと、9月&10月の秋晴れの空が一番の好みと断言できるのもまた、この数十年の間に培われたものなのだろう。
時折、パソコンのキーボードを打つ手を休めて、北側の窓からボーっと広くなった空を眺めることの何と至福なことか。60歳より以前、学校に通っていたり、仕事に出かけていた頃に、これほど空を見上げていたことがあったかと思う。
かくして明日、齢六十六を迎える。
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それが、9月に入ったとたんに……空が高くなった。雲もまた秋のそれへとなびくようになったのである。
そんな季節の繰り返しを数十年の間に、淡々と眺め過ごしてきたわけだが、一年を通じて、5月の五月晴れと、9月&10月の秋晴れの空が一番の好みと断言できるのもまた、この数十年の間に培われたものなのだろう。
時折、パソコンのキーボードを打つ手を休めて、北側の窓からボーっと広くなった空を眺めることの何と至福なことか。60歳より以前、学校に通っていたり、仕事に出かけていた頃に、これほど空を見上げていたことがあったかと思う。
かくして明日、齢六十六を迎える。
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