吟話§一日一句～春近し～

季語は・・・木の芽風

そよぐ樹々 空晴れ晴れと 木の芽風

【去年の今日】街話§神保巷塵[59]コミック高岡閉店～

タグ：俳句 春 木の芽風 空 天気

転話§霞始靆～七十二候～雨水

雨水の次候“霞始靆(かすみはじめてたなびく)”である。

今年はもう、関東近辺に雪が降る可能性はないだろう。これまでだったら、一番に東京で降雪に見舞われる時期だったりするわけだが。

いわゆる“南岸低気圧”が関東地方に雪をもたらしていくのは、おおよそだが、伊豆諸島の八丈島と大島の間を通過する時が一番に要注意と言われているのである。

で、これがまた見事に同じようなルートをたどっていっちゃうのは困ったものだ。

そして雪はなぜか夜の間に降ることが多く、朝起きてカーテンを開けると、銀世界が広がっているという寸法である。土日のタイミングで振ってくれれば、おもむろにプラスチック製のスノーシャベルを手に雪かきに出て、団地内の歩行通路の確保に励むことになる。



まあ……人が歩ける程度の最低限を除けてやればいいのだが、既に踏み固められていたりもするから、難儀する時もないわけではない。20分も作業すれば通路確保は完了。

有志の３人もいれば、あっという間に雪は片付いてくれる。東京都下の豪雪地帯ではあるが、北陸や東北に比べればかわいいものではないか。

《七十二候のトピックス一覧》

タグ：雨水 雪 東京 二十四節気 天気 春 霞始靆 七十二候

塵話§スパムメイル始末之記

インターネットを利用するようになって20年余……この20年はスパムメイルとの攻防でもあった。

時には首を傾げて考え込むくらいに紛らわしいスパムもあれば、何とも幼稚なとしかいいようのない、これに騙される日本人がいるものかと考え込んでしまう。ここでは２つのスパムメイルを紹介しておこう。

最初のメイルは、自動翻訳ソフトを使った日本語そのままを送りつけてきた間抜けなメイルである。以下、クリックすれば拡大して読める。



一読するまでもなく“馬鹿じゃないの！”でゴミ箱行きレベルでしかない。日本語にすれば読んでもらえて、受け取った人間がビビッて送金するんじゃないかと思うだろうが、ダメダメな日本語のメイルを何十通送ってきても、ダメなものはダメ。

しかもビットコインで送金しろときたもんだ。だが、こんなレベルのメイルに騙される程度の人間は、インターネットに接続してはいても、ビットコインの扱いなど知るはずもないだろう……それゆえ要らぬパニックを起こすかも知れないが。

もう一通は手が込んでいるほどではないが、英文のスパムで、差出人は何やら某有名カメラマンと同姓同名の“イギリス人弁護士”と称しているのだ。内容はおなじみの“誰某が亡くなって、銀行口座から金を引き出すのにあなたの力が必要だついては……”いくばくかの金を送ってくれれば、遺産の山分けができまっせというもの。



元より、縁も所縁もない人からの囁きなど聞く耳などはないから、さっさとお引き取り願うわけだが、とりあえず斜め読みくらいはするのもまた律義と言えなくもない。

《インターネットのトピックス一覧》

タグ：日本語 E-mail スパムメイル インターネット 日常 翻訳ソフト