吟話§一日一句～いつも遅れがちなのに～

季語は・・・梅東風(うめこち)

梅東風に速足 なぜかバス定時

【去年の今日】週話§日曜諸相～春は名のみの～

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顧話§今日の歴史～雪のクーデター未遂～

1936年２月26日、二・二六事件発生。

３日前に降った雪がまだ残る中“青年将校が決起”という二・二六事件である。結果は３日で収束し、首謀者から決起の中心となった人間たちは極刑に処せられた。

こうした軍部の動きが徐々に日本を軍国化していったことで、後戻りできない破滅への道を進むことになったのである。

歴史に学ぶという意味を理解できない人間を首相に戴く我が国が、同じ轍を踏みそうだと感じるのは、あながち間違っているとは思えないのだが。

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浪話§ぼへーっとした日々を

すっかり“ぼへー”っとした日常を送るようになってしまった。あくせくとするようなこともなく、淡々と一日を過ごしている。

ごくごく簡単な日常の決め事としては“大きな仕事は一日一つ”なるものがあって、要するに無理無茶はしないようにということで、時間はいくらでもな境遇だから、一日や二日先延ばしにしても何の問題もない。

加えるなら、体力も下降傾向にあるので、あれもこれもと詰め込む生活は極力しないということだ。あまり動かない生活というのが、好ましいことではないとわかってはいても“人間だもの”低きに流れてしまうのは世の常である。

外出もままならなくなった老婦人が、日がな一日を窓から外を眺めて過ごしている……というのは、ヨーロッパのありがちな日常風景で、それと似たようなことをしていないでもないが、我が家の北の部屋からは車が行き来する道路を見下ろせるので、コミュニティバスが走っていったり、救急車が現場へと急ぐ様子をつぶさに眺めているのだ。

まあ、暇つぶしには事欠かないのである。

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