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吟話§一日一句~戸惑うばかり~ [俳句]

季語は・・・春浅し

春浅き日や 突然の訃報来て

【去年の今日】盛話§大食いだった・・・・・・のかな?

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断話§途切れたベートーヴェンの第九 [クラシック]

LPレコードの時代の話である。言うまでもなくレコード盤はA面とB面に分かれていて、それぞれに音楽が録音されていたのだった。

一番のお約束としては、ベートーヴェンの交響曲第5番がA面に、シューベルトの未完成交響曲がB面にというカップリングがあったりしたのである。おおよそ片面30分程度の容量だったからこういう組み合わせができたが、一曲が40分とか50分になると、それで1枚のLP盤でということになる。

問題は一曲が1時間を超えるような……ベートーヴェンの第九交響曲をどう収めるか、レコード会社としては頭の痛いこととなったはずだ。最も簡単な解決法としては、4楽章を片面に一楽章ずつ合計2枚で作ってしまうことだが、それを潔しとしない指揮者がいた……ヘルベルト・フォン・カラヤン。

カラヤンは、第九を1枚に収めようと、あろうことか3楽章の途中でぶった切って3楽章の途中からB面に入れて4楽章までを1枚に収めてしまったのだ。下の赤いラインが分かれた部分だ。

b9.jpg

最近はそうでもなくなったが、カラヤンがそうしたおかげで、この部分に差しかかると、音楽が“ブツっ”と途切れてしまうのである。このレコードを買った人たちは間違いなく“ブツっ”を抱え続けたはずである。

CDの規格を決めるにあたって、カラヤンが「第九を1枚のディスクに」と言ったというが、それは、かつてのLPのあれが念頭にあったからではないか。

そうして1年ちょっと前に書いたことだが、個人的なトラウマとして、ベートーヴェンの第5交響曲終楽章が途絶えてしまったことがあった。合わせて読んでいただければと思う。

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欲話§外食度低くなって~昼食除く~ [日常]

神保町で宮仕えしていた頃の外食度は高かった。何やかんやと週に2回くらいは、通い慣れた何軒かを選びながら、会社から帰宅まで、クールダウンと称してのワンクッションを楽しんでいたのだ。

それも今は昔、4年前に比べれば外食度は当然ながらも激減したのである。せいぜい外食する機会はといえば、都心に出かける用事があって帰宅時間が夕食とバッティングするタイミングくらいなもので、今や月に一回か二回かそんな程度でしかない。

もちろん予算も限られているから、福沢諭吉さんがお出ましになるなどとはとんでもなく、何とか樋口さんとちょっとで収めたいなあと心を砕くのだ。

宮仕えの頃の外食はルーチンそのものだったが、定年退職後の夜の外食は、ちょっとした楽しみのようなものでもありそうで、居酒屋やビアホールなどに行って、あれこれ思い思いのつまみを食べながら酒を呑むのはもちろん、がっつり(というほどではないが)とんかつや天麩羅を楽しんで帰るのもまた気晴らしと言えなくもない。

そういえば、かつては夫婦での外食度も高くて、演奏会や歌舞伎の帰りでもちょっと店に入って外食していたのが、今は歌舞伎座の夜の部の後に何かを食べて帰りましょうなどとは考えもしない……21時近くに立ち寄って軽くと思っても、帰宅するのが23時過ぎたりするのは疲れるだけと感じるようになってしまったのである。

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