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愉話§一日一句~いにしえの香り運んで~ [俳句]

季語は・・・律の風

朽ちてなお 鎌倉古道 律の風

【去年の今日】豚話§とんかつには刻みキャベツ!
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顧話§今日の歴史~空白の一日~ [野球]

1978年11月21日、江川卓が読売ジャイアンツと契約。

政治家が絡んでのこの出来事を見ていて、どうしてこんなあからさまとしか思えない“ズル”をするのだろうかと考えていた。あまりにも次元が低すぎるさもしい話でしかなかった。

江川は一歳下で、一浪した自分と同じ年に法政に入学した。六大学野球の対法政戦を2回ほど観に行ったと思うが、とにかくボールが速くて、当時どん底にあった我が大学の野球部は手も足も出なかったのだ。

そんな江川が、どのプロ球団に入るものか、本人は巨人一本の意志が固いことを示していたが、ドラフト次第でしかない。ところが……誰かが悪知恵を働かせて“空白の一日”の間隙を縫って、巨人と契約するという前代未聞の暴挙を為したのである。

結果、様々な軋轢が生じ、現役時代は言うまでもなく、引退して以降も、あの一件でダーティーの烙印を押されて、それを拭い去ることができないまま間もなく七十代を迎える。ドラフト制度が完璧な制度だなどとは思わないがそれを蔑ろにするべきではなかった。

どの面下げて「巨人軍は常に紳士たれ」と言えたものだ……ズルをしてまで自軍に利をなどとは、紳士がすることではない。

事件から40年以上経過しても忘れていない人間は少なくないのだぞ。

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別話§終活のおはなし~メメント・モリ~ [終活]

[承前]

“Memento Mori(メメント・モリ)”……ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」という意味である。

この世の生きとし生けるもの、そのすべてが生きているということを実感しているだろうが、その先にある“死”について考えるのは人間だけではないかと考えた。

いやそんなことはない、ミジンコだって象だって考えているかもしれないぞと言う人がいるかもしれないが。ごくごく常識的な人の思考構造であれば、しかるべく年齢に行き着いたところで“死”について思いを馳せるのは自然なのである。

まあ、その後どのように自分の中で死というものを解釈、理解していくかは人それぞれだろう。だが、世の中には、理由はわからないけれど“自分は死なない”みたいな根拠なき発想を持っている人がいるようで、そうした人は自分が死に直面した時に、どのようなことを考えるのだろうかと思うのだ。

“メメント・モリ”……死を考えることで、死という瞬間を受け容れることではないだろうか。
                               [続く]

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