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愉話§一日一句~すぐに止むだろう~ [俳句]

季語は・・・片時雨

眼の端に 覗く青空 片時雨

【去年の今日】週話§土曜有閑~今年は三の酉~
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網話§会社のOB会で・・・・・・ [インターネット]

インターネットのホームページを立ち上げようという提案があったが、個人的には反対であると伝えておいた。

サンプルで作ったページを見ると、OB会の催しの様子であるとか、会員からの近況を伝える、などなどが掲載されていて、会員の顔や実名など個人情報の類が、サンプルの時点でオープンになってしまっているようだ。実際に稼働した時に、こうした情報がオープンになるのは不都合が大きいではないか。

なので「ホームページで公にオープンにするような性質の集まりなのか」と疑問を呈しつつ、現時点で会員限定で参加できるフェイスブックのページがあるので、それだけでは不十分なのかと思ったのである。

というわけで、自分としてはOB会のホームページという存在意義を今のところ見出すことができないと考えているが、会員を見渡すなら、当然ながら六十代から九十代という高齢者集団で、何とかスマホは手にしてはいるが、パソコンの類などとまるで無縁な人間が圧倒的過半数な状況で、誰のためのホームページなのかが見えてこないのだ。

それにまあ、ホームページに出すほどの充実したコンテンツを持っているとも思えず、豚に真珠&猫に小判ではないだろうかで、会員に対するメリットが見出せないというのが我が意見

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秋話§吉例顔見世大歌舞伎~中村芝のぶ~ [歌舞伎]

すべては、超大抜擢の中村芝のぶ務めた鶴妖朶王女(づるようだおうじょ)の主役二人、菊之助と隼人の存在が薄く見えた“陰の主役”に尽きてしまう。

序幕冒頭、神々が話し合う場面は『仮名手本忠臣蔵』の大序を模したものと見ることができたが、このあたりが歌舞伎なのだ。

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芝のぶは梨園の育ちではなく、国立劇場歌舞伎俳優研修を修了して歌舞伎界に入ってきて、名題まで昇進したが、この先幹部まで上がることはあるだろうが、大きな役をもらえることなどはまず考えられず、そういう意味では、まさに大抜擢なのである。

さて『マハーバーラタ戦記』は、2017年に歌舞伎座で初演されている。その時も観ているが、今回観ていて“何も覚えていない”ことを白状しなくてはならない。世界三大叙事詩ということだが、歌舞伎のこしらえにインドの人が額につける赤い印“ティーカ”で、言ってしまえば大雑把になぞったに過ぎないということか。

芝のぶの鶴妖朶王女は、ひときわ異彩を放っていて、時に他の役者との間に違和感を覚えなくもないが、それだけ役作りに集中したと想像できて、見事な悪女を構築していた。あれだったら『伽羅先代萩』の八汐を観てみたい。

大詰の戦場の場での最期に見せた階段落ちの壮絶さは、久々に歌舞伎舞台で背筋が凍るものだった。そして、個人的にこの『マハーバーラタ戦記』は、もう一人の女形米吉である汲手姫(くんてぃひめ)と、二人の存在感が際立つものだったような気がする。

芝居がはねて地下の木挽町広場で舞台写真を買おうとしたら、これまで見たことのない長蛇の列。これはいかにと列に並んで、一枚だけ芝のぶの鶴妖朶王女を買おうとしたら、レジの受取場所で売り切れと言われたが、待つこともなく追加が届いていて手にすることができた。察するところ、昼の部の売れ行きは、米吉と芝のぶの二人に集中していたようである。

帰りは、教文館年末恒例のクリスマス・ショップに行き、新宿まで戻ったところで、とんかつで歌舞伎疲れを癒したのだ。

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