異話§霞始靆~七十二候~雨水 [七十二候]
雨水の次候“霞始靆(かすみはじめてたなびく)”である。
気がつけば、空の青さが薄まっていたようだ。冬の間は真っ青で、そんな空を西に向かう飛行機が悠然と飛ぶ姿がよく見えたが、このところ目を凝らさないと胡麻粒のような機影を見つけることができない。
そうして少しずつ春が近づいてきていることは明らかで、ひょっとしたら来週には辛夷(コブシ)が咲き出してもおかしくはなく、枝の綿帽子もずいぶん膨らんできたと感じる。
そしてああ、来週は弥生三月ではないか。
《七十二候のトピックス一覧》
気がつけば、空の青さが薄まっていたようだ。冬の間は真っ青で、そんな空を西に向かう飛行機が悠然と飛ぶ姿がよく見えたが、このところ目を凝らさないと胡麻粒のような機影を見つけることができない。
そうして少しずつ春が近づいてきていることは明らかで、ひょっとしたら来週には辛夷(コブシ)が咲き出してもおかしくはなく、枝の綿帽子もずいぶん膨らんできたと感じる。
そしてああ、来週は弥生三月ではないか。
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豚話§ラグビー観戦後のお楽しみは [とんかつ]
かつて、社会人ラグビーとかトップリーグとか呼ばれていた時代があった。社会人ラグビーの頃はもっぱら秩父宮に通っていて、その時は11時キックオフと14時キックオフと2試合を入替えなしで続けて観ることができたのだ。
もっぱら、自由席だったバックスタンドに陣取って日向ぼっこをしながらののんびりした観戦だった。昼飯を用意していって、第一試合と第二試合の間にとりあえず頬張ってしのいでいた。
まだまだ“若かった”からかどうか、数時間2試合を屋外で過ごしても特に疲れることもなく、ノーサイド後は秩父宮から青山通りを渋谷まで歩いたりして、第二会場に向かったのである。
その第二会場とはとんかつ屋で、一度入ったら居心地のいい店だったので、ラグビー帰りにはいそいそと寄って、ビールを呑み呑みお腹を満たしていたのだ。
そうして重宝に使っていたとんかつ屋だったが、10年前のある時、久々にと渋谷駅西口にあった東急プラザ上階に食べに行ったら、何と閉店していて、それは大きなショックを受けたのだった。
我々にとって、ラグビーととんかつは切っても切れない関係にあって、親しんだとんかつ屋が閉店して以来は、すっかりとんかつ難民となって、今だに放浪みたいな状態が続いている。
《ラグビーのトピックス一覧》
もっぱら、自由席だったバックスタンドに陣取って日向ぼっこをしながらののんびりした観戦だった。昼飯を用意していって、第一試合と第二試合の間にとりあえず頬張ってしのいでいた。
まだまだ“若かった”からかどうか、数時間2試合を屋外で過ごしても特に疲れることもなく、ノーサイド後は秩父宮から青山通りを渋谷まで歩いたりして、第二会場に向かったのである。
その第二会場とはとんかつ屋で、一度入ったら居心地のいい店だったので、ラグビー帰りにはいそいそと寄って、ビールを呑み呑みお腹を満たしていたのだ。
そうして重宝に使っていたとんかつ屋だったが、10年前のある時、久々にと渋谷駅西口にあった東急プラザ上階に食べに行ったら、何と閉店していて、それは大きなショックを受けたのだった。
我々にとって、ラグビーととんかつは切っても切れない関係にあって、親しんだとんかつ屋が閉店して以来は、すっかりとんかつ難民となって、今だに放浪みたいな状態が続いている。
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