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愉話§一日一句~戦前には戻さぬ~ [俳句]

季語は・・・多喜二忌

多喜二忌や 時世憂いの 深きこと

【去年の今日】週話§土曜有閑~日々のんびり~
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異話§土脉潤起~七十二候~雨水 [七十二候]

雨水の初候“土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)”である。

立春もあっという間に終わって、雨水に移った。潤ってくる候とあるが、まだまだ世間は乾燥している。

水が温んで、潤いを帯びた陽気になるには、まだ一か月ほどは必要だろう。

春は名のみでしかなく、厚い上着でないと表を出歩くこともできない。おまけに、この時期の関東こそ、南岸低気圧が頻繁に通過するようになって、積雪の可能性が一番に大きいのである。

いつ降ってもいいよう、プラスチックの雪除けシャベルの準備も怠りない。

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週話§日曜枯寂~理解者~ [私事]

一人の叔父が、我が人生最大の理解者だったと……それは今もって疑いのないことである。

父には二人の弟(プラス伯母と叔母が一人ずつ)がいた。そのうちの一人が、ずうっと気にかけてくれていることはわかっていて、常にポジティブに生き方の指針を示してくれたのだ。

彼らの父親(祖父)が早逝してしまったことで、十分な学歴を得ることなしに生きていくしかなかったが、三人兄弟の中では一番にアグレッシブだった。

自衛隊の前身である警察予備隊に入っている間に大型特殊の運転免許まで取得し、四十代直前に会社を興したのが盛業となったのだが、20年ほど過ぎた頃、病を発症したところで会社を人手に譲り、療養生活に入った。それから数年ほど65歳での早い死を迎える。

時折でしか会う機会はなかったが、短い言葉であっても、常に励まされる、そんな言葉を受け取れたが、それだけに悔やまれる死だった。父は、どちらかといえばネガティブな発想の持ち主で、叔父に比べると発する言葉が身になることはなかった。

そして四半世紀が過ぎ、気がつけばとっくに叔父の年齢を超えていたのだ。

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タグ:仕事 叔父 私事
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