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管話§ドビュッシーのフルート~シリンクス~ [フルート]

合わせて15年くらいはフルートを吹いていた時期がある。結局はうまくなることもなく終わってしまったのだが。

そんなわけでフルートの“名曲”と呼ばれるいくつかはお約束のように試みて、まあまあ何とかなったのもあれば、まるで歯が立たずだった曲も山のようにあった。

ドビュッシーが作曲した無伴奏フルートのための“Syrinx”という傑作がある。牧羊神パンの持つ葦笛のことで“シリンクス”と発音するのか“シランクス”なのか……フランス語なので、たぶん後者のほうだろうと思われる。



35小節、4分足らずの小曲だが、まさにドビュッシーそのものとしか言いようのない、印象的な音楽で、十代半ばに初めて聴いて以来、心の中から離れていこうとはしない。

ドビュッシーは『牧神の午後への前奏曲』という、フルート独奏に始まる管弦楽曲の傑作もあって、つかず離れず……フルート奏者にとっての憧憬のような作品と言えるだろう。

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