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愉話§一日一句~色の対比~ [俳句]

季語は・・・末黒野(すぐろの)

末黒野に ひょいと顔出す 富士の白

【去年の今日】染話§少なくとも自らが感染源になるような
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圧話§パティシエと怒声 [スイーツ]

四半世紀ちょっと前、車を走らせたところに洋菓子の店が開店した。すぐに評判になって、客が引きも切らず状態になった。

評判のおかげもあって、最初は小さな店だったのが店の規模も大きくなり、支店も作って順風満帆のように思われたのだが……20年近く前だったか、突然に休業となってしまったのだ。

それから流れ聞えてきたのは、従業員が一斉に退職してしまったということで、そういえばと思いあたることがあったのは、ケーキを買いに行ったある時、品物が出るのを待つ間に、奥の調理場から怒声が聞えてきたのである。

腕のいいパティシエの経営者は、悪しき体育会的な人であったようで、どうも容赦なく従業員を怒鳴りつけるらしかった。叱責するのは珍しいことでもないが、問題は叱り方で、店先にまでその声が聞こえるのはほめられたことではない。

20年前であろうが、それはパワーハラスメントと呼ばれる類のものである。

そうして店の規模は縮小し、少人数での営業のゆえかどうか、店の様子も静かなものと見受けた。そういえば、昨年暮れに閉店したフレンチの有名店のシェフの怒声もホールまで聞こえてきていたようだが、そんな怒声を聞きながらでは、おちおち料理も楽しめないではないか。

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無話§ノーサイドとフルタイム [ラグビー]

ラグビーではノーサイド(No Side)だったが、フルタイム(Full Time)と呼ばれるようになったのは1970年代以降のことのようだが、日本では相変わらずノーサイドと呼ばれ続けている。

当然ながらイングランドを中心とするラグビーの“本場”に用語の類は合わせるべきなのだが、心情的には“ノーサイド”という表現のほうを好ましく感じ、頭ではフルタイムと思いながらも結局はノーサイドを使ってしまう。

おおよそ情緒的と思われる日本人がノーサイドという表現に、佳き何かを感じ取ってしまうのは無理からぬことである。

そして“フルタイム”という言葉には、いかにも即物的なものを感じてしまうということなのだ。

そして、2019年のラグビワールドカップ日本大会で覚えたのは、スタンドオフで親しんでいた10番のポジションが“フライハーフ”という呼び名なのだということだった。

アジアの東端でポツンとラグビーに奮闘している日本だが、これまで本場との交流も少なく、なかなか新しい空気に触れられず、それこそそんな用語の一つをとっても乖離が起きていたことを認識して、望まなくてはならないと思うのである……“ノーサイド”から脱却するには、まだまだ時間がかかりそうだけれど。

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