告話§ビッグイシュー449号発売中! [ビッグイシュー]
ビッグイシュー449号は2月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ミシェル・ヨーが表紙。
表紙&スペシャルインタビュー ミシェル・ヨー
リレーインタビュー ひうらさとる(漫画家)
特集 街にやってくる野生動物
“日本の野生動物は減っている”とあなたは考えていませんか? しかし、瀬戸内海を泳ぎ渡ったり、神戸の市街地にも現れるイノシシ。森の若木を食べ尽くすシカ。東京都内にもあたりまえに生息するハクビシンやアライグマ……。彼らは農作物を荒らすだけでなく、感染症を運ぶ可能性もある。
野生動物の調査や保護に携わってきた羽澄俊裕さんは「野生動物の出没や住民との軋轢の増加の背景には必ず人口減少のプロセスがあった」と言う。人口減に反比例し野生動物は増えたのだ。1960年代に中山間地域で若い世代が減り、農林業が衰退、高齢化が進んで、野生動物と人間の生活圏の境界が変わりつつある。
そんな状況に対し、島根県美郷町は猟友会の駆除頼みから高齢女性も参加できる獣害対策へと方向転換。安田亮さん(美郷町)は、イノシシなど獣害対策の先進地として、ローカルビジネスの創出や若者の雇用・移住などを実現したと話す。
羽澄さんと安田さんに取材した。
[国際記事]
スウェーデン 36年続く取り組み「海洋測量船」を緊急宿泊所に
イギリス スポーツと信仰を両立した女性サッカークラブ
[国内記事]
表現する人 中村萌
[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 日銀の絵葉書がなくなる日
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット
池内了の市民科学メガネ
リンゴの皮の輝きからキューティクルまで
販売者に会いにゆく スイス『ファクトム』 ウルフ
[その他]
《ビッグイシューのトピックス一覧》
表紙&スペシャルインタビュー ミシェル・ヨー
リレーインタビュー ひうらさとる(漫画家)
特集 街にやってくる野生動物
“日本の野生動物は減っている”とあなたは考えていませんか? しかし、瀬戸内海を泳ぎ渡ったり、神戸の市街地にも現れるイノシシ。森の若木を食べ尽くすシカ。東京都内にもあたりまえに生息するハクビシンやアライグマ……。彼らは農作物を荒らすだけでなく、感染症を運ぶ可能性もある。
野生動物の調査や保護に携わってきた羽澄俊裕さんは「野生動物の出没や住民との軋轢の増加の背景には必ず人口減少のプロセスがあった」と言う。人口減に反比例し野生動物は増えたのだ。1960年代に中山間地域で若い世代が減り、農林業が衰退、高齢化が進んで、野生動物と人間の生活圏の境界が変わりつつある。
そんな状況に対し、島根県美郷町は猟友会の駆除頼みから高齢女性も参加できる獣害対策へと方向転換。安田亮さん(美郷町)は、イノシシなど獣害対策の先進地として、ローカルビジネスの創出や若者の雇用・移住などを実現したと話す。
羽澄さんと安田さんに取材した。
[国際記事]
スウェーデン 36年続く取り組み「海洋測量船」を緊急宿泊所に
イギリス スポーツと信仰を両立した女性サッカークラブ
[国内記事]
表現する人 中村萌
[連載記事]
浜矩子の新ストリート・エコノミクス 日銀の絵葉書がなくなる日
コミック 『マムアンちゃん』 ウィスット・ポンニミット
池内了の市民科学メガネ
リンゴの皮の輝きからキューティクルまで
販売者に会いにゆく スイス『ファクトム』 ウルフ
[その他]
《ビッグイシューのトピックス一覧》
愉話§俯瞰する~音楽もスポーツも~ [クラシック]
クラシックのコンサート、歌舞伎見物、ラグビー観戦……このところの主なお楽しみはこんなところである。
そうして、どのジャンルでも座る席はおおよそ後ろ上方あたりに座ることが多い。
まずはラグビーで、秩父宮でも味の素スタジアムでも、取れるのだったら、最上段を選んで座る。そうして位置としては、攻防が激しい22mライン付近からゴール手前5mラインあたりでもっぱら観ている。
センターラインあたりだと、どちらのゴールも等しく見えるが、中央付近での攻防よりは、もう一方の遠いゴールは諦めても、偏って観るほうがおもしろいとは“個人の感想”なのだ。
そしてコンサートも、極力上段の最後列を選んで座っている。特に大編成のオーケストラだったりすると、ステージ近くよりは、少し距離を取るほうが音楽がまとまって聴こえてくるというのがその理由である。
上の写真はサントリーホールで座ったあたりからステージを見下ろしたところで、この時はメインにストラヴィンスキーの『春の祭典』が演奏されたので、ステージ一杯の大編成オーケストラとなった。
もしこの演奏を、1階最前列で聴いていたら、どんな音が聴こえてきたのだろう。間違いないのは、まとまりのつかない巨大な音塊が頭の上を飛んでいくだろうということ。
そんな音楽を聴くのが好きな人もいるだろうから、好みはわからない。
最後に歌舞伎である。歌舞伎座観る時、経済的に少しだけ余裕のあった宮仕えの頃は、花道が見通せる1階席後方だったが、年金生活者となった今は、半額以下で買える3階席ばかりで観ている。
今年で新開場から10年となる歌舞伎座の3階席は、ありがたいことに花道の七三あたり、少しだけだが見下ろせる。もちろん、揚幕から出たところとか見えるわけではないが、それほどストレスは感じずに済んでいるのはありがたい。
《クラシックのトピックス一覧》
そうして、どのジャンルでも座る席はおおよそ後ろ上方あたりに座ることが多い。
まずはラグビーで、秩父宮でも味の素スタジアムでも、取れるのだったら、最上段を選んで座る。そうして位置としては、攻防が激しい22mライン付近からゴール手前5mラインあたりでもっぱら観ている。
センターラインあたりだと、どちらのゴールも等しく見えるが、中央付近での攻防よりは、もう一方の遠いゴールは諦めても、偏って観るほうがおもしろいとは“個人の感想”なのだ。
そしてコンサートも、極力上段の最後列を選んで座っている。特に大編成のオーケストラだったりすると、ステージ近くよりは、少し距離を取るほうが音楽がまとまって聴こえてくるというのがその理由である。
上の写真はサントリーホールで座ったあたりからステージを見下ろしたところで、この時はメインにストラヴィンスキーの『春の祭典』が演奏されたので、ステージ一杯の大編成オーケストラとなった。
もしこの演奏を、1階最前列で聴いていたら、どんな音が聴こえてきたのだろう。間違いないのは、まとまりのつかない巨大な音塊が頭の上を飛んでいくだろうということ。
そんな音楽を聴くのが好きな人もいるだろうから、好みはわからない。
最後に歌舞伎である。歌舞伎座観る時、経済的に少しだけ余裕のあった宮仕えの頃は、花道が見通せる1階席後方だったが、年金生活者となった今は、半額以下で買える3階席ばかりで観ている。
今年で新開場から10年となる歌舞伎座の3階席は、ありがたいことに花道の七三あたり、少しだけだが見下ろせる。もちろん、揚幕から出たところとか見えるわけではないが、それほどストレスは感じずに済んでいるのはありがたい。
《クラシックのトピックス一覧》