無話§ノーサイドとフルタイム [ラグビー]
ラグビーではノーサイド(No Side)だったが、フルタイム(Full Time)と呼ばれるようになったのは1970年代以降のことのようだが、日本では相変わらずノーサイドと呼ばれ続けている。
当然ながらイングランドを中心とするラグビーの“本場”に用語の類は合わせるべきなのだが、心情的には“ノーサイド”という表現のほうを好ましく感じ、頭ではフルタイムと思いながらも結局はノーサイドを使ってしまう。
おおよそ情緒的と思われる日本人がノーサイドという表現に、佳き何かを感じ取ってしまうのは無理からぬことである。
そして“フルタイム”という言葉には、いかにも即物的なものを感じてしまうということなのだ。
そして、2019年のラグビワールドカップ日本大会で覚えたのは、スタンドオフで親しんでいた10番のポジションが“フライハーフ”という呼び名なのだということだった。
アジアの東端でポツンとラグビーに奮闘している日本だが、これまで本場との交流も少なく、なかなか新しい空気に触れられず、それこそそんな用語の一つをとっても乖離が起きていたことを認識して、望まなくてはならないと思うのである……“ノーサイド”から脱却するには、まだまだ時間がかかりそうだけれど。
《ラグビーのトピックス一覧》
当然ながらイングランドを中心とするラグビーの“本場”に用語の類は合わせるべきなのだが、心情的には“ノーサイド”という表現のほうを好ましく感じ、頭ではフルタイムと思いながらも結局はノーサイドを使ってしまう。
おおよそ情緒的と思われる日本人がノーサイドという表現に、佳き何かを感じ取ってしまうのは無理からぬことである。
そして“フルタイム”という言葉には、いかにも即物的なものを感じてしまうということなのだ。
そして、2019年のラグビワールドカップ日本大会で覚えたのは、スタンドオフで親しんでいた10番のポジションが“フライハーフ”という呼び名なのだということだった。
アジアの東端でポツンとラグビーに奮闘している日本だが、これまで本場との交流も少なく、なかなか新しい空気に触れられず、それこそそんな用語の一つをとっても乖離が起きていたことを認識して、望まなくてはならないと思うのである……“ノーサイド”から脱却するには、まだまだ時間がかかりそうだけれど。
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