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伝話§メディアの無責任 [報道]

メディアがしばしば使いがちの、あまりにも手垢にまみれきった表現に……

過去の出来事が風化していきやしないか

……という物言いがあって、それはおそらく世間の風潮を憂いている表現だと思うのだけれど、それだけ聞いていると、いかにも他人事のような言い方としか感じられない。

風化させるべきでないのだと考えるのであれば、風化させないように、我々メディアも力を入れていこうと考えるとか、そうした表現で後押しをしていかなくてはと思うのである。

過去の出来事を忘れないためには、個々人だけでなく、メディアからの積極的な発信も行われるべきだと考えるのだが、それは違うとでも言いたいのだろうか。というか、それでは単に世間に対して無責任に丸投げしているとしか思えない。双方が風化させない努力をしていくべきなのだ。

とかく“人の噂も七十五日”とやらで、自分たちの記憶の中から追いやってしまいたい節のある日本人だが、覚えておくべき過去のあれこれいくつかを記憶に留め置いていても罰が当たることはなかろうに。

そして、その手助けをメディアが担っても罰は当たるまい……出来事が風化していくことを憂うよりは、常に強固な記憶の楔を打ち込んでしまうべきと考えるのである。

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