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過話§上京五十年~半世紀かよっ!~ [東京]

一浪することが決まり、予備校に通うために東京で独り暮らしを始めたのは1973年4月……そう、今年で東京暮らしが半世紀となるのだ。

記憶をたどれば、思春期の頃には東京に出て行くのだと思い定め、そうするべく決心を確実にするべく淡々と計画を進めてきたが、それがそのとおりに実行できるかどうかは不確定要素があまりにも多かった。

最終的には“いわゆるなし崩し的”に東京で下宿生活を送ると宣言し、親を納得させ、交通の便が抜群によかった代々木の三畳間で下宿をスタートさせた。その時の家賃は7200円である。

2階の部屋から窓を開けて右を向くと、オレンジ色の中央線快速が眼の前を行き来していて、騒音でうるさかったはずだが、どうも本人はそのことが気になっていた節はない。

仕送りは2万円。家賃と交通費で半分は消え、残る1万円を食費と生活費にあてて、ギリギリの家計管理をしていた。スーパーマーケットを何店が回って、安い食材を買って、朝晩は自炊を、昼は立ち食い蕎麦などでしのいだ。

一浪の後、第一志望ではなかったが、まあまあな大学に合格。面目を保ってキャンパス生活が始まった。

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