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米話§餅の日々~特に辛み餅~ [私事]

年末に取り寄せの餅が届いて、ありがたくもせっせと焼いて食べている。

一番は、海苔で巻いた磯辺。それから順不同で雑煮、辛み餅、さらに味噌汁に入れてと、何でもござれなのだ。

物心ついた頃には、そこに餅は存在していて、何も考えずにその存在を受け容れていた。気がついた時には、火鉢の前に陣取って、餅が焼き上がるのを待っていた。

ところで、ワタシ的なベスト餅は、2段目で挙げた辛み餅なのだが、これについては、尾瀬の山小屋アルバイト時代の思い出があって、夏休みという時季であったにもかかわらず、小屋主の気が向くと餅搗きをするのだ。

客を送り出した後、掃除を済ませると餅搗きに取り掛かるのだが、男手があるから、総出であっという間に搗きあがる。搗きたて熱々の餅をどうするかといえば、これは決まって大根おろしをまぶした辛み餅なのだった。

食べ盛り揃いだったものだから、もうエンドレスで胃袋に入ってくれる。しかも消化にいい大根おろしと一緒だから、エンドレスにエンドレスが重なって、3臼くらい搗いた餅が、見る間に消えていったのである。

それが今やもう見る影もなく、お昼に3個がせいぜいで、かつてはおやつに2個3個と焼いてハフハフ食べていたなどとは、懐かしくも遠い眼で眺めるのみなのだ。

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