週話§日曜有閑~演奏会の楽しみ~ [クラシック]
1980年代になっても、日本ではコンサートホール、演奏会場にビュッフェの類を見かけることはなかった。長時間のオペラ公演がどうだったかは知らないが、何か用意していっていたのだろうか。
眼から鱗というか“ああ、そういうのが楽しいんだよな”と思い知ったのは1980年の暮に、初めての海外旅行でウィーンなどを訪れた時のことだった。
国立歌劇場でオペラを観て、30分はある幕間休憩に驚いていたら、劇場の中に何か所かビュッフェが設置されていることに驚き、そこで観客がこもごもワインやビール、発泡ワインを楽しみ、軽食で小腹を満たしている様子に、もちろん我も参集、ドイツ&オーストリアの発泡ワインをゼクトと呼ぶことを初めて知ったのだ。
その後、1981年に二期会が『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を上演した時の休憩が40分あって、その当時でも東京文化会館のホワイエにビュッフェコーナーはなく、自宅からサンドイッチとドリンクを持ち込んだ記憶である。
おそらくは、その直後あたりから演奏会場でドリンク類や軽食を供するようになったのではないか。そしてサントリーホールがオープンし、ホワイエに洒落たバーコーナーなども設えられて、野暮ったかった日本のクラシックコンサートシーンに華やかさが加わったのだ。
《クラシックのトピックス一覧》
眼から鱗というか“ああ、そういうのが楽しいんだよな”と思い知ったのは1980年の暮に、初めての海外旅行でウィーンなどを訪れた時のことだった。
国立歌劇場でオペラを観て、30分はある幕間休憩に驚いていたら、劇場の中に何か所かビュッフェが設置されていることに驚き、そこで観客がこもごもワインやビール、発泡ワインを楽しみ、軽食で小腹を満たしている様子に、もちろん我も参集、ドイツ&オーストリアの発泡ワインをゼクトと呼ぶことを初めて知ったのだ。
その後、1981年に二期会が『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を上演した時の休憩が40分あって、その当時でも東京文化会館のホワイエにビュッフェコーナーはなく、自宅からサンドイッチとドリンクを持ち込んだ記憶である。
おそらくは、その直後あたりから演奏会場でドリンク類や軽食を供するようになったのではないか。そしてサントリーホールがオープンし、ホワイエに洒落たバーコーナーなども設えられて、野暮ったかった日本のクラシックコンサートシーンに華やかさが加わったのだ。
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