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過話§魚上氷~七十二候~立春 [七十二候]

立春の末候“魚上氷(うおこおりをいずる)”である。

立春も末候になったが、もちろん世間は冬である。

ただ、春の兆しらしきものはあって、それは気温ではなくずいぶん長く日が残ってくれることから感じ取ることができるのだ。

11月から12月にかけては、17時前にすっかり日が暮れてしまうことに比べれば、17時半を過ぎても明るさが残っている今は、春近しを感じさせる。

そして一か月半足らずで桜の花が開くだろう。既に花の蕾は育ちつつあって花開く日を待ち遠しく思っているのだろう。

我々が考える“春”までは、あと一か月だ。

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