唱話§シューベルト~歌曲の王~ [シューベルト]
長いこと歌曲しか聴くことがなかったのがシューベルトである。せいぜい、交響曲を何曲かと弦楽四重奏曲を2曲くらい……そんな程度で五十代半ばくらいまで過ごしてしまった。
これは後悔するしかないことで、つもり自分自身が彼に貼られたレッテルの“歌曲の王”という文句に、自らの視野を狭めてしまっていたことに気づいた時は遅かりし。
シューベルトは夥しい歌曲の他に、主だったところでは8つの交響曲、15の弦楽四重奏曲、21のピアノソナタと、これだけをとってもベートーヴェンにひけはとらない。
そんなピアノソナタの何曲かを聴き始めたのは、ほんの10年前のことでしかない。そうして、聴き込んでいくいくと、もっと早く聴いていればと後悔させられたこと大だったのである。特に最後の3つのソナタの奥深さは、ベートーヴェンの最後のソナタ3曲と同様、末永く付き合っていくべき音楽だと思ったのだ。
かくも膨大な歌曲だけでなく、それ以外にも膨大な作品を残したにもかかわらず、シューベルトをして“歌曲の王”という称号だけで片づけてしまっていたことを、後悔する日々なのである。
《クラシックのトピックス一覧》
これは後悔するしかないことで、つもり自分自身が彼に貼られたレッテルの“歌曲の王”という文句に、自らの視野を狭めてしまっていたことに気づいた時は遅かりし。
シューベルトは夥しい歌曲の他に、主だったところでは8つの交響曲、15の弦楽四重奏曲、21のピアノソナタと、これだけをとってもベートーヴェンにひけはとらない。
そんなピアノソナタの何曲かを聴き始めたのは、ほんの10年前のことでしかない。そうして、聴き込んでいくいくと、もっと早く聴いていればと後悔させられたこと大だったのである。特に最後の3つのソナタの奥深さは、ベートーヴェンの最後のソナタ3曲と同様、末永く付き合っていくべき音楽だと思ったのだ。
かくも膨大な歌曲だけでなく、それ以外にも膨大な作品を残したにもかかわらず、シューベルトをして“歌曲の王”という称号だけで片づけてしまっていたことを、後悔する日々なのである。
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