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護話§長靴の歳月 [尾瀬]

長靴を履く頻度はそれほど多いわけではないと、記憶をたどってみると……最初は保育園の行き帰りに履いていたと思われる。当時、昭和三十年代は、道のコンディションもいいところばかりではなかったので、長靴は必須なのだった。

ひょっとしたら小学校低学年の頃も状況に応じて履いていたと思うが、十代になるのを境に履かなくなってしまったのではと思われる。

その次、我が人生で一番履きまくったのは大学の4年間、尾瀬の山小屋でのアルバイト時代なのだった。山小屋で外仕事する時は、常に長靴を履いての作業だった。

ちょっとした山に登って、鎌を使って笹を刈って登山道を整備するのにも、長靴をさっと履いて出動していたのだ。

そういえば、ゴールデンウィークの小屋開けの時、山小屋の人と一緒に雪道を歩いた時も、我は登山靴だったのに彼らは長靴でひょいひょいと登っていくのだが、ブカブカなように見えて、思っている以上に機能的なのだった。

というわけで、一生分を4年で履きまくった長靴のその後だが、世間がよほどの豪雨の時に外出する必要がある時とか、豪雪地帯の多摩丘陵に住んでいるがゆえ、大雪に見舞われた外出とか、雪かきする時のために常に臨戦態勢にあって待機している。

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