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愉話§呑藝春秋[82]呑み会は断ります [酒]

[承前]

なぜ殊更に“呑み会は断らない”と強調するのだろう。そうしたことが自慢になること自体が、古い体質を容認し、引きずってきていることに気づかない不思議。間違いなく利害関係が絡んでいるがゆえとしか思えないのだが。

どうしても断れない呑み会など本当はないはずだが、当事者はなかなか確信をもって“ない”とは思えないのだろう。

取引相手との、言わば“公的”な呑み会なるものは、年に一回もなかったと記憶しているし、まして見ず知らずの相手と呑むことなどあるはずもなかった。

官僚の、それも上に位置するような人たちが、まったく面識のない人間たちと酒席を共にすることなどあるのだろうか。何らかの関係があるに決まっているではないか。

記憶力に優れた彼ら彼女らが、酒席を共にする人間のことを何も知らない、記憶にないとかいう白々しい答弁を聞きながら、日本の根幹の激しい劣化に愕然とするのである。

というわけで、ちんけな宮仕えサラリーマンの湿気た呑み会のごときは、行こうが断ろうが、何の支障もなかったのだが。
                               [続く]

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