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徹話§夜行列車に乗って~尾瀬編~ [尾瀬]

昔々、金欠だった大学生の頃は遠出するのに夜行列車をしばしば利用した。

まずは尾瀬に行くのに、上野から沼田まで当時の国鉄の夜行を使っていたのだ。急行尾瀬号と銘打たれていて、最盛期の金曜と土曜の深夜には、4本が運行していて、どの列車も満員で、通路に新聞紙を敷いて寝転ぶ人もいたくらいである。

そして沼田駅に到着すると、駅前から登山口に向けて発車する深夜バスを目がけて足早に改札口へと向かうのだった。

調べてみると、上野から沼田まで2時間半くらいで走っていたとわかったが若かったせいかものすごく時間がかかったように感じていて、4時間くらい乗っていたように思い込んでいたのである。

沼田駅からのバスは途中の片品村鎌田で乗り換えがあり、登山口の大清水と富士見下に向かうのだ。沼田から大清水までが、おおよそ2時間くらいで、夜が明けかかる頃合いでバスが到着し、身支度をして歩き始めていたのだ。

列車の中では眠れるなんてことはできず、バスに乗っても起きたまま。それで山道を歩いていたのだから……若さってすばらしい。

水芭蕉で山小屋が混雑しまくる、5月下旬から6月一杯の週末4回ほどを、尾瀬号とバスを乗り継いで小屋の手伝いに入っていたのだ。これをすると、交通費とは別に一万円のバイト代がもらえ、それはもうありがたき臨時収入になってくれたのである。

さて、尾瀬の夜行列車以外にもう一つ、東京駅から大垣行きの夜行に乗って京都に行ったという話は、項を改めて別の機会に。

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