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週話§土曜枯寂~歌舞伎座の常設展示~ [歌舞伎]

歌舞伎座の各階ロビー、特に2階の大間付近には、数多くの絵画や松竹創立者である大谷竹次郎、白井松次郎、九世團十郎、五世菊五郎、初代左團次といった名優の胸像が飾られている。

休憩時にそれらを眺めるだけでも、けっこうな目の保養になってくれるが、そんな中にあって、3階西側の“休憩コーナー”がミニギャラリーに仕立てられて、錚々たる画家や名優の小さな作品が額装されて並んでいて、これがなかなか楽しい。

IMG_4367.JPG

特に目を惹かれるのが上の額で、見れば横山大観、下村観山、小林古径、川合玉堂、松林桂月、高村光雲といった面々が、興に任せて描いたと思われる“板絵”がずらりと並んでいて、これはもう壮観である。

歌舞伎座が単なる入れ物の芝居小屋ではなく、どれほどの歴史を積み重ねてきたかを知る一端が、こうした“常設展示”なのだ。

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