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参話§歌舞伎の開演時刻を考える [歌舞伎]

歌舞伎座の開演時刻だが、昼の部は11時、夜の部は16時か16時半と決まっていた。コロナ禍で三部制の今は、一部の11時開演は決まっているが、二部と三部は不定である。

という話ではなく、歌舞伎興行は開演11時だったら、紛うことなく11時ジャストに幕が開くのである。これはもう見事と言うしかなく、うむを言わさず開いてしまうのだ。

それで合点がいったのは、歌舞伎の実演を観始める前に、テレビで眺めていた時、幕が開いているのにもかかわらず、お客さんが意に介することなく、続々と入ってくる様子に目を丸くしたのだった。

そして画面に向かって「遅れてくるんじゃないよ!さっさと座らんか!」とののしるのがお約束なのである。

というわけでクラシックの演奏会のように、開演5分前の合図の頃には客の全員が席に着いて、開演指定時刻5分過ぎには演奏者がステージに現れるという状況に慣れているものだから、今だに歌舞伎座の遅れてくる客入れには戸惑ってしまう。

歌舞伎は、開演時刻ぴったりに始めないと、その先に影響が出るということから、そんな上演形態になったのだとは思うので、やむを得ないとは思うのだが、一点だけ……遅れてくる人については、特に冬の場合は上着を脱ぎ、可能な限り荷物はまとめて既に席に着いている多くの客の迷惑にならないよう、そのくらいは気を遣ってもらいたい。

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