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夜話§アイネ・クライネ・ナハトムジーク [クラシック]

『アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)』Kv.525というモーツァルトの弦楽合奏による名曲がある。



クラシックに疎い人でも、冒頭の弾むような音楽は聴いたことがあるだろうがあまりにもポピュラー過ぎて、食傷気味になっている人もいるような気がしないでもない。

だが、改めて聴くと、これが実によく出来た古典的構成になっていることが理解できるはずだ。第1楽章のソナタ形式、第2楽章はゆったりとした変奏で、第3楽章はメヌエット&トリオ、そして第4楽章はロンド形式と、これに管楽器群が加われば、立派な交響曲ではないか。

そんなアイネ・クライネ・ナハトムジークについては、軽い黒歴史みたいなことがあった。東京に出てきた頃は、まだまだライトなという、それ以前のクラシック好きに成り立てだった一浪生がイ・ムジチ合奏団のコンサートに行ったのだ。お目当ては、後半に演奏されるヴィヴァルディの『四季』で、プログラム前半にアイネ・クライネ・ナハトムジークが演奏された。

第1楽章が終わって、これで終わりと思ったら……引き続いて第2楽章が始まった時はびっくりした。その時はアイネ・クライネが4楽章構成になっていることを知らなかったのだ。

今では笑い話として口の端に上ることもあるが……その時、第2楽章が鳴り出した時のうろたえようは、思い出しても顔が赤くなりそうになる。

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