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顧話§今日の歴史~無走者打者27人~ [野球]

1968年9月14日、外木場義郎がプロ野球史上10人目の完全試合を達成。

ノーヒットノーランであれば、1シーズンに一回くらいは達成されていると思うが、一人の走者も出さず、打者27人できっちり9回を投げ通す完全試合となると、プロ野球においては1950年に最初の完全試合が達成されて以来、1994年の槙原を最後に27年……今世紀に入ってからは一度も記録されていないのである。

完全試合が達成されるかどうか、野球中継を見ていると、5回か6回あたりで解説ブースが気がついて、話題はそこに集中していく。同じタイミングでダッグアウトでも薄っすらと気づき始めるが、特に完全試合をやろうとしているチームでは話題にすることはないはずだ。だがこれが、8回ともなれば球場全体が気がついて、おそらく異様な雰囲気に包まれるのは間違いない。

そんなプレッシャーの中で投げ続けるピッチャーと、それ以外の8人、そして相手チームの心理はいかなるものか。言わずもがなだが“自分のところにボールが飛んでこないよう”祈っていて、ましてそれが27人目だったりしたらえらいことなのだろう。これはもうピッチャー一人だけで記録するものではなく、チームとして達成させるべき記録なのだ

広島カープのエースだった外木場投手は、完全試合というとてつもない記録を打ち立てただけでなく、2回のノーヒットノーランまで記録している。

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