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寒話§冷たい手 [老化]

プッチーニが作曲した傑作オペラ『ラ・ボエーム』の中のアリアではない。

還暦を過ぎて何年かしたあたりからか、身体の温まりが遅いと感じるようになってしまった。特に顕著なのは手で、数年前だったらすぐにポカポカとなるところを、いつまで経っても冷たいままな時がある。

こうしたことも老化の一環ということなのかと考えるが、すぐに手が温かくなる記憶のほうが強いので、現実を素直に受け留められないままなのだ。

かつて、多少の寒さだったらものともしなかった我が身も、素直に衣類を重ね着したり、すぐに足温器の電源を入れたりと、遅まきながら知恵もついてはきた。

この先に、現状が好転する可能性はほとんどなく、かつての権勢も今は昔、時にせっせと手をすり合わせて、我が身の老いを呪うのである。

《老化のトピックス一覧》
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