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舞話§二月大歌舞伎~松嶋屋、大和屋、中村屋~ [歌舞伎]

日曜日に第二部と第三部を観てきた。

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第二部は『於染久松色読販~土手のお六、鬼門の喜兵衛~』と『神田祭』で仁左衛門&玉三郎ショーとでも言うべき二本立て。期待に違わぬおもしろい舞台を見せてもらった。

『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』は、筋をわかりやすくと考えてか、柳島の妙見堂の場面から始まったが、いささか散漫と感じつつ、舞台が回って小梅の莨屋。突き抜けた玉三郎の演技とは対照的な仁左衛門の凄味を感じさせる喜兵衛。特に棺桶から“死人”を引っ張り出し、剃刀で髷に細工をする場面は、客席も水を打ったような静けさ。

続く『神田祭』がまた、サービス精神たっぷりの“仁左玉ワールド”でもう客席の喜ぶこと。孝玉コンビ以来半世紀近い二人の濃厚な“じゃらつき”を堪能した20分である。

さて第三部は“十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言”と銘打って、中村屋所縁の演目が二本。

一本目『奥州安達原~袖萩祭文~』七之助の袖萩、長三郎の娘お君、勘九郎の安倍貞任、歌六の平傔仗直方、東蔵の浜夕、梅玉の八幡太郎義家、芝翫の宗任。

袖萩を観るのは3回目だったか。前半、瞽女に身をやつした袖萩と娘の様がなかなかに辛い舞台で、今回もそのイメージは変わることなく……一転しての後半は、勘九郎の貞任が正体を現してからの舞台が目覚ましく、そんなあたりは楽しむことができた。歌六以下の脇も充実していたと感じる。

最後に、中村屋十八番の『連獅子』を勘九郎の親獅子、勘太郎の子獅子で。最年少と謳われた勘太郎は、教わったとおり丁寧に務めていたが、さすがに10歳ではまだまだ浅い部分ばかりで、あと数年は必要であろう。それよりは親獅子の勘九郎の、体幹が崩れることのない一直線な踊りに眼を奪われることになったのはしかたないだろう。げに『連獅子』には体力が必要なのだ。

20時前に終演。この日も車で往復したが、帰りは首都高の竹橋で事故処理による渋滞で、帰宅したのは21時半前だった。

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