耕話§岩宿のSちゃん [私事]
群馬県東部笠懸町に岩宿という地域がある。終戦直後、旧石器時代の石器が発掘されたことで全国的にも知られた場所だと言えば、うなずく人もいるだろう。
“岩宿のSちゃん”と呼んでいた、同い年くらいの男の子がいた。彼の家は農家で、親類とかいうわけでもなく、我が家とどういった関係だったのかはまるでわからないが、家族同士による細く長い付き合いが続いていたのだ。
小学校も高学年くらいになると、バスに乗って一人で遊びに出かけることもあって、せいぜい3時間ほどではなかったかと思うのだが、Sちゃんの家の畑や鶏小屋、それに桑の葉を摘んでは、蚕棚の世話などもさせてもらった。
“田舎の町の子”と“田舎の子”と、つかず離れず遊んでいたのだが、東京で暮らし始めたところで交流がなくなり、その後をたどることもできなくなってしまったのである。
グーグルマップで、それと思しきあたりを探してみたこともあったが、その当時の空っ風を防ぐための屋敷森がどうしても見当たらず、見つけることができなかった。
↓ぐんま昆虫の森のページから拝借
ぐんま昆虫の森に保存されている民家を一回り小ぶりにしたようなSちゃんの家の縁側に座り、採れたてのスイカにかぶりついたのも遠い記憶なのだ。
《B級グルメのトピックス一覧》
“岩宿のSちゃん”と呼んでいた、同い年くらいの男の子がいた。彼の家は農家で、親類とかいうわけでもなく、我が家とどういった関係だったのかはまるでわからないが、家族同士による細く長い付き合いが続いていたのだ。
小学校も高学年くらいになると、バスに乗って一人で遊びに出かけることもあって、せいぜい3時間ほどではなかったかと思うのだが、Sちゃんの家の畑や鶏小屋、それに桑の葉を摘んでは、蚕棚の世話などもさせてもらった。
“田舎の町の子”と“田舎の子”と、つかず離れず遊んでいたのだが、東京で暮らし始めたところで交流がなくなり、その後をたどることもできなくなってしまったのである。
グーグルマップで、それと思しきあたりを探してみたこともあったが、その当時の空っ風を防ぐための屋敷森がどうしても見当たらず、見つけることができなかった。
↓ぐんま昆虫の森のページから拝借
ぐんま昆虫の森に保存されている民家を一回り小ぶりにしたようなSちゃんの家の縁側に座り、採れたてのスイカにかぶりついたのも遠い記憶なのだ。
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