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顧話§今日の歴史~源氏将軍は三代で断絶~ [歴史]

1219年2月13日、鎌倉三代将軍源実朝が公暁により暗殺。

“いい国作ろう鎌倉幕府”で覚えている1192年に、源頼朝が征夷大将軍に就いて、それからたった27年で源氏の幕府は崩壊してしまった。

頼朝は51歳で没した後、二代目の頼家は21歳の年に修善寺で殺害され、三代目となる実朝が征夷大将軍になったのは12歳で、既にこの時点で幕府の実権は北条家に握られたのである。

そして実朝は頼家の息子である公暁によって、雪の鎌倉八幡宮境内で暗殺されたのだ。この時、実朝は26歳……今から801年前の出来事だった。

1973年は、東京に出てきたその年だったが『実朝出帆』という芝居を観た。朝廷や北条氏との政治闘争に絶望感を深めた実朝が、船を建造して宋に渡ろうと目論むも、公暁に殺されてしまうという、そんなストーリーである。

実際の実朝がどういう人物であったのかはわからないが、薄っすらとではあっても北条家の操り人形としての自分の存在には気が付いていたのだろう。

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