蹴話§ＦＣ東京対浦和レッズ[2019.11.30]

今季、優勝戦線トップを走り続けてきたＦＣ東京を擁する地元民の端くれとしては、行方を見届ける必要があると思って、５月の磐田戦以来半年ぶりの味の素スタジアム観戦をしてきた。



残っていたチケットは、バックスタンドの上階自由席のみ、それも確保した３日後くらいには完売となった。浦和レッズを相手に迎えたこの日の観客数は40,202人。

キックオフからしばらくはＦＣの攻撃が続いたが、降格圏内から脱したいと必死な浦和の守備に攻めあぐねて好機を逸したあとは延々と膠着状態が続くことになった。最初にゴールを決めたのは浦和。前半39分、山中亮介のシュートをキーパーの林が弾いた、そのこぼれ球をマルティノスが強烈なシュートを決めて先制。

ＦＣが追いついたのは後半23分。ゴール前の混戦から田川亨介が押し込んで同点としたが、引き分け……現実的に考えても“終了”である。

味の素スタジアムのバックスタンド最上段からは、試合の流れが客観的によく見えたのはおもしろかったが、何とも歯痒いゲームで、優勝を争うチームとは思えなかった。

元より長いことサッカーにわかでＦＣのサポーターとも言えない存在だが、せっかく初優勝のチャンスでいたのが前週に続く引き分けという結果には、プレッシャーという魔物に体が動かなくなってしまったということか。

今週末は、日産スタジアムで横浜Ｆマリノスとの最終戦。Ｊリーグ史上初の最終戦一騎打ちで優勝が決まるらしいが、ＦＣはマリノス相手に４点以上の差をつける必要があって、それはもう絶望的な数字でしかない。

[おまけ]
スタジアムからの帰り道、ラグビワールドカップ日本大会のマンホールを見つけたので撮影……味の素スタジアム(東京スタジアム)の行き帰りに何度か見ていたが、ワールドカップ期間中は撮影するチャンスがないままだった。



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