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愉話§一日一句~急ぎ足で家へ~ [俳句]

季語は・・・今川焼

ふところへ 今川焼は 冷めぬよう

【去年の今日】週話§日曜有閑~インスタントラーメン~
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刻話§記憶のメモリーとハードディスクと [記憶]

人間の脳の記憶システムはどのようになっているのだろう。そしてどれほどの記憶を貯め込んでいるものなのだろうか。

さらに不思議なのは、数十年前に経験した出来事は鮮明に覚えているのに、つい直前、トイレの蓋を閉め忘れたりして、そりゃあ年齢的な物忘れの度合いは順調に進んでいるとは思うけれど。

どうやら人間の脳内にも、ハードディスクと新しい記憶を一時的に保持するメモリーとの2種類があって、特にそのメモリー機能が劣化しつつあるのではないか、だから直近の記憶もさっさと消去されてしまうような気がする。

そしてまあ、残念なことにハードディスクの記憶も少しずつ少しずつ消えていっているようなのだ。きちんと取り出せる記憶もあるが、切れ切れな断片として、繋ぎあわせることのできない過去が頭の中に散乱しているようだ。

そんな記憶の断片の中で、最古と――曖昧だが――思われるものは、2歳か3歳の頃。ラジオから流れてくる音楽に合わせて何やら踊っていたら、家族がおもしろがって囃し立てている……そんな様子であるが。

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堵話§卒業単位と就職内定 [私事]

大学4年間は経済的事情ゆえに、1年次からせっせと単位の取得に努めた。

本末転倒であることは百も承知だったが、1年、2年と単位の荒稼ぎをしたのは、アルバイトの時間を捻出するためだったのである。

結果、3年次では火水木の三日登校で済むようになり、一か月10日くらいはカフェでギャルソンのアルバイトができ、それだけで月に3万ほどは稼げたのだ。

さらに4年になると登校は週2日、卒論ゼミと取り残した専門科目、加えて皆川達夫師の講座と4つほどを受講する日々だった。

4年次の科目を受講するにあたって、留年はせずに卒業することをを念頭に単位不足にならないよう、3年までの取得単位をきちんと計算し、ギリギリでというのは危ないので“保険”として念の為、余分に一講座押さえておいたのである。

大学のほうは、それで何とかなりそうと見極めができ、夏休みに2か月していた尾瀬の山小屋のアルバイトを終えて戻ってきたところで就活を始めた。

最初の頃は内定が一つも取れず、一時は蒼褪めかけそうになったが、すんでのタイミング(年末)で何とか内定をもらい、無事に37年半勤めて定年退職したわけだが、内定をもらった年末から年始が明けて大学に行く時、卒業単位を満たしているだろうかと不安になって、何度も何度も単位計算をしたが、もし、一科目でも取り損ねようものならどうなっていたか。

はっきりとは覚えていないが、確か2月頃、教務課の掲示板に、卒業認定者一覧表が貼り出されて、その中に自分の名前を見つけた時ほど胸をなで下ろしたことはなかった。

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