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冒話§保育園まで徒歩八分 [昭和]

2年保育の保育園に通っていた。以前も書いたようにプロテスタント系で、朝にお祈り、昼ご飯でお祈りと、訳など何も分からずにむにゅむにゅ唱えていたのだった。

毎朝、そんな保育園へ通っていたわけだが、まずは家からすぐの友だちの家まで迎えに行って一緒にてくてくと歩いて行ったのだ。グーグルマップで調べたら大人の足で約8分だから、もう少し余計にかかっていたかもである。

それにしてもと思うのは、60年前という“のどか”な地方都市で、五歳児が親の目を離れて自分たちの足で通園していたということだ。

もちろん車の通行量など今とは比較になどならなかったから、親たちの認識としても子どもだけで通わせても大丈夫と判断したのだろう。

今時のどこかの県だったら“児童虐待”とやらで通報されるような案件ではなかったかと思ってしまうが、当人たちはどこ吹く風で、時には途中にある町工場でコンクリートブロックを作っている様子を眺めてみたり、呑気そのもので通っていたのである。

そうして今の我が家の周辺は、ほとんどの幼稚園や保育園がマイクロバスでの送迎をしていて、徒歩で通園する時も親が付き添ってというのが普通に行われているのだ。

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