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仕話§優先サービスの世界 [海外旅行]

ヨーロッパだけのことかどうか、経験が乏しいのでわからないが、我が身のような人間でも優先サービスを受けたという話をしたい。

2002年以来、2019年まで、レンタカーを運転して旅行をしていた。3社ほどを気まぐれに利用していたのが、ある年ふと思い立って同じレンタカー会社での利用を続けようと考えた。

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登録をして最初のカスタマーカードを受け取って3年利用したら、違う色のカードが送られてきた。何事とカードについて調べたところ、いくつかの特典が付加されていて、その中に“チェックインカウンターでの優先”というのがあって、優先会員だと知らしめれば、あーら不思議……何十人もの行列を飛び越えて、あっという間にチェックインが完了しちゃうのだ。

かくして“顧客”に対しては、実に手厚いサービスが行われるという彼の国の在り様で、先を急ぎたい旅行者にとっては、これこそありがたいサービスなのである。

これとは逆に、ウェストミンスターホールに安置されたエリザベス女王の柩に別れを告げる市民の長い列に、サッカーのデビッド・ベッカムも12時間並んだというニュースを見たが、そこには誰もが等しく列に並ぶという、矜持が徹底されていたのだ。

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暮話§ほとんど同じ所ばかり [海外旅行]

海外旅行をしていて、最低でも一泊はしたことのある国は、合わせて5か国しかない……オーストリア、ドイツ、イタリア、スイス、台北だけである。

一つの場所を気に入ったら、何度でも訪れてしまうのが我々の旅行で、だから、滞在国はこの程度でしかなく、それ以外に訪れた国はというと、ドイツ東端の町ゲルリッツから、徒歩でナイセ川の橋を渡って、ポーランド領ズゴジェレツに瞬間移動したのと、オーストリアから車で、リヒテンシュタイン公国に小旅行したくらいだ。

リヒテンシュタインはドイツ語圏だが、ズゴジェレツはポーランド領で、店の看板などもまったく読めないポーランド語ばかり、ほんの数十mの川を挟んで見事に異なる言語が使われていることに、地上の国境線を持たない我々日本人は驚くしかなかった。

↓右がポーランド、左がドイツ
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ズゴジェレツは観光地でも何でもない、ドイツ国境に接した小さな町で、訪れたのは2003年、EUに加盟する直前のことで、まだまだ町の雰囲気はどんよりとしたもので、旧東側を思い起こさせたのである。

オーストリアからリヒテンシュタインに入る時の国境検問所はスイスが管理していて、そのあたりの詳しい事情はわからねど、国の在り様の不思議さを見たような気がした。

↓スイス管理の国境を越えてリヒテンシュタインへ
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ちなみに入国こそしていないが、空港でトランジットしたことがあるのは、ソ連(モスクワ)、アメリカ(アンカレジ)、香港、パキスタン(カラチ)、そしてギリシャ(アテネ)などである。

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贖話§海外旅行中のウィンドウショッピング [海外旅行]

観光や買い物が海外旅行の目的ではなく“ほんのついで”に、買い物をする程度でしかなく、気まぐれに買う物も、いわゆる有名ブランドの類はスルーして、日用品のようなものであったり、食料品あれこれだったりするのだ。

町をぶらぶら散策している時、たまに、ちょっと気を惹くような品ぞろえの店があったりすると、ひょいと店に入って品定めをすることがある。

もちろん、その時は買うかどうかはわからないので、店に入る時に、店員に向かって「ちょっと見させてもらってもいいですか?」と断ることにしていて、店員も慣れたもので、即座に「どうぞどうぞ」と応じてくれる。それでありがたく、店内を見て回るのだが、入るには、それなりの心づもりらしきものもあるので、けっこう熱心に見て回るのだ。

というわけで、双方の思惑が一致すれば「これくださーい!」という運びになるのだが、旅行中の買い物は日本国内のそれからは、何がしかひと味違うように感じられるのは、言葉の問題もあったりするのだろう。

もう3年も海外旅行に出かけられてないが、このところ買いに行くのを楽しみにしているのは、アルプスの端っこで山チーズを買いに行くことである。

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疲話§海外旅行から帰ってきた日 [海外旅行]

ミュンヘンからの帰国便に乗ると、羽田空港に到着するのは、およそ10時半前後、入国審査からスーツケースをピックアップして到着フロアに出られるまでには、一時間ほどかかる。

大きいほうのスーツケースは、とても持ち運びできないので、スーツケース宅配に預けて届けてもらう。そうして身軽になってエアポートバスで新宿に向かうのだ。

最寄駅に向かうバス便もあるのだが、本数が少ないのと、途中停車して客を下ろすので目的地まで時間がかかる。ゆえに頻繁に発車している新宿行きを利用することになる。

そうして、ようよう家の鍵を開けるのは14時近く……それからが一仕事で、まずは家中の窓を開け放しての換気やら、水道栓を開けて、ざっと濁り水を流してみたり、小さいほうのスーツケースに入っている衣類を洗濯したり。

時差ぼけで頭が働かない中、それでも帰ってきた日のうちにやっておかなくてはならないことだけは片づけなくてはなのである。そして、どうやらこうやら片づけのめどがついたところで、夕食の買い出しに行ってくるのだ。

ここまでくれば先は見えてきて、夕食がやってくる。このところ、帰国した日に食べるご飯は決まっている……豆腐ぶっかけ丼である。

何かを適当につまみながら、ビールをひとしきり呑んだ後、豆腐ぶっかけ丼をいただくのだが、これがすこぶるうまい。ドイツあたりの料理のくどさの類を胃の腑から洗い流してくれるように感じるのだ。

これをもって、帰国した日にするべきことはおしまい……さすがに眠い。

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路話§旅先で道を尋ねられりしこと [海外旅行]

旅先で人に道を尋ねられたことが何度かある。日本だったらまだしも、海外旅行している時だったりして、彼の国の人たちは誰彼構わず聞くものなのだろうか。

もう年に一度、10年以上通い続けているオーストリア・アルプスの端っこの小さな集落をふらふら歩いていたら、車がすーっと近寄ってきて話しかけてきた……

「どこそこに行きたいのだが……」

……なぜ、極東からの人間に聞くんだと思ったが、これがまあよくしたもので、尋ねてきた目的地を知っていたものだから、得たりや応!と、これこれこう行くようにと、方向を教えることができたのである。

これはもう経験の為せる技で“あのあたり”の集落の位置関係は、3年ほどで把握していて、ちょっとしたところだったら、いとも簡単に行き来できるようになっていたのだ。

地図が読めるかどうか、そのあたりは確かなことは言えないが、場所と場所を繋いでいる地域間の関連性については、比較的理解度は高いと思われる。

……と思っていたら、つい何か月か前に我が家近くで行き道を尋ねられた。目指す目的地がどこかはわかっていたのだが、それを理解してもらえるべく説明するのは難しいと思い、尋ねてきた人に丁重に詫びを入れたのだった。

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露話§南回りでヨーロッパ往復 [海外旅行]

狂ったプーチンのウクライナ侵略で、シベリア上空航路が飛べなくなっている。フィンランド航空は運行を一時的に停止したし、エールフランス航空は南回りコースで運行を始めた。

日本からヨーロッパに飛ぶのに、かつてはアラスカのアンカレジ経由の北回り便と、東南アジアからアラビア半島を経て飛んでいた南回り便があった。前者は十数時間、後者は20時間近くかかっていた。そんな南回り便に乗ったことがある。

1982年だから、ちょうど40年前の話……新婚旅行の往復がルフトハンザの南回りだった。できれば北回りを使いたかったが、あいにく満席ということで南回りとなってしまった。

↓その当時の搭乗券と航空券。航空券の中は手書きである
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直行便ではなく、成田-香港-カラチ-アテネ-フランクフルトという経路だ。成田を20時45分に出発し、フランクフルト到着は翌日7時50分……日本時間14時50分だから、所要およそ16時間である。

経由地のうち、香港だけは飛行機から降ろされて待合室まで誘導されたが、カラチとアテネは機内で一時間くらい待たされた。それぞれ飛んでいた時間は、長くて5時間くらいではなかったか。

これはさすがにきつかった。まだ二十代だったから何とか頑張れたけれど、離陸してしばらくすると機内食が配られる。それぞれの空港からも搭乗する乗客のためのものでもあるが、十把一からげですべての乗客に配られるが、最初は律義に食べてみたが、3回目くらいになると、見るのも嫌!になってしまったのだ。

そんな長いフライトのせいかどうか、なかなか時差ぼけが抜けずに難儀した記憶である。

思えばシベリア直行便が日常化したのは、ソ連の崩壊で冷戦が終結した後、1990年代に入ってからのことだった。ただし、それ以前にもシベリア経由は存在していて、1980年の行きに乗ったのはモスクワ経由だったし、1987年の往復も日本航空のモスクワ経由を利用したのだった。

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稼話§旅の目的は飛行機ではない [海外旅行]

“マイル修行”というものがある。飛行機に乗ったりショッピングをして、マイルを増やし、航空会社の上級会員になることで、様々な特典を受けようとするものらしい。

自分のような、年に一回旅行する以外に何もしない人間からすれば、無縁の世界なのである。そんな“修行僧”の中には、一日に羽田と那覇を一往復半するような猛者もいたりするようだが……とてもそんなことする気はない。

エントリー・タイトルにある通りで、自分が飛行機に乗るのは、あくまでも旅行で目的地に向かうためだけにあり、結果としてマイルが付いてくるだけの話である。貯まったマイルはというと、2回ほど無料航空券と交換したりショッピングに使わせてもらった程度。

それにしても、そこまでガチに上級会員を目指すとは、何かよほどおいしいことがあるということなのだろうか。そうでなければ、羽田と那覇を一日に何度も往復などはしない。

しかも会員の権利は一年で失効し、維持するためには同じことを繰り返さなくてはならないのだ。何とも御苦労なことだと、そんな人たちが綴るブログとかYOUTUBEを眺めて考えることである。

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淡話§異国で生きる人たち [海外旅行]

似たような場所にばかり旅行しているわけではないが、現地に住んでいる日本人何人かと知り合いになっている。たまたまというか、主な目的地の何か所かに一組ずつ住んでいたりするというのも、いとをかし。

そして、旅行中にタイミングが合えば、会って食事をしたりと楽しい時間を過ごせるのはありがたい。

それぞれ職種は異なっているが、きちんと仕事を継続し、そのうちの一人は定年まで仕事をまっとうし、年金生活を送っているのだ。

異国に移住して、仕事を持って生活を維持する……それがどれほど大変なことか、とても想像することなどできない。自分がまったくそんなことを考えなかったのは、語学が十分ではなかったことと、それじゃあ移住したとして仕事をどうするのかという、至極単純な理由からだった。

日本でやっていた仕事はドメスティックに過ぎて、似たようなことを異国でできようはずなどはなく、どこをどう考えても実現の可能性の欠片すらありようはずもなかったのである。

まあ、自分自身が海外に移住してやれる仕事などはなかったということだ。そんな自分から見れば、途方もない大変な事を為した人たちで、その苦労は半端のないものだったと思うが、会って話をすれば、そんな様子など微塵も見せず、何とも爽やかな物腰に、毎度毎度頼もしい思いを抱くのだ。

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飛話§2年の空白は痛い~海外旅行~ [海外旅行]

遠いところに旅行する……残り時間が少なくなってきた。そこに来て今回のコロナ禍である。

去年と今年、年に一度の海外旅行を断念した。来年にはと考えてはいるが、状況はまだまだ不透明でしかない。

定年退職した6年前に考えたことは“あと10年くらい”で打ち止めだろうかというもので、自分の残り体力と気力を勘案しての見通しなのだった。その残り時間のうち、空白が2年も生じてしまったことは、何とも痛恨である。

つまり、あと10回を予定していたのが、8回(それ以下)の渡航で終わってしまうということなのだ。

確かに60歳を迎えるあたりから、少しずつ旅行する体力がなくなりつつあるとは感じていて、それを経験則で補っていたわけだが、その経験則をもってしてもカバーできなくなる、そんなタイミングでの空白は本当に痛い。

いずれは間違いなく、自分のほうから旅行できなくなる時がやってくるのだが、自分が抗いようもない事情で旅行が終了という理不尽さについては、何とも釈然とはしない。

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週話§土曜粛々~美術館や博物館は~ [海外旅行]

海外旅行中、行っておいたほうがいいと思いながら、なかなか重い腰を上げないのが美術館訪問である。旅行した回数に比して、美術館を訪れた延べ回数は驚くほど少ない。訪問延べ回数はわからないが、訪れた美術館は10にも届かない。

理由は、ただ単純に“疲れる”からである。初めて入った美術館は、ミュンヘンのアルテ・ピナコテークで、まじめに時代を辿って中世以前の宗教画から眺めていったら、最後にはへとへとになってしまった。

膨大なコレクションを半日かそこらで全部見てやろうというのは到底不可能なことで、そんなことに気づかず、息も絶え絶えで美術館を後にしたのだ。

最初で懲りて学習したのかどうか、その後訪れたいくつかの美術館では、無理せず飛ばし飛ばし……見知った作品とか、目あての作家のコーナーに向かうことにして、最小限の疲労で済まそうと試みた。

それでも疲れることに変わりはないが、ずいぶん気楽に見れるようになった気はする。

アルテ・ピナコテークやベルリン国立美術館、アムステルダム国立美術館のように巨大な建物に膨大なコレクションを擁するところよりも、遅まきながらではあるが、規模の小さい美術館に出向くことが身の丈のようだ。

↓オスカー・ラインハルト美術館
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↓マウリッツハイス美術館
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スイスはヴィンタートゥアーのオスカー・ラインハルト美術館、オランダはデン・ハーグのマウリッツハイス美術館といったところだが、充実したコレクションに、ヨーロッパの底知れぬ奥深さを思い知ることになるのである。

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遊話§旅の目的は観光地では・・・・・・ [海外旅行]

“観光地”とは何だろうか……単に由緒ありそうな建物やモニュメントなどを呼びならわしているのだろうかと単純に考えてしまう。

例えば、パリのエッフェル塔、ベルリンのブランデンブルク門、ロンドンの時計台、あるいはニューヨークのエンパイアステートビルとか、そうしたものが観光名所というのであれば、我々の旅行とはほとんど無縁だったりしているようだ。

パリ、ロンドン、ニューヨークには行ったことがないが、ベルリンに行ってブランデンブルク門を眼にしても、その偉容よりは、門の西側の道路を走る2列に並べ埋め込まれた、幅30cm足らずの敷石ラインに眼がいってしまう。そのラインは1961年から1989年まで、東西ベルリンを隔てていた“ベルリンの壁”が建っていた後に留めるべき記憶として敷設されたのである。

↓グーグル・ストリートビューより
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ブランデンブルク門の偉容は言うまでもないが、お手軽な市内遊覧観光バスに乗れば、門の前は通り過ぎるだろうが、壁の跡はバスの下を通り過ぎるだけ。

我々の旅の目的の大部分を占めているのは、オペラや演奏会に行くことで、オペラハウスやコンサートホールの建物だけをいくら見ても、音楽が聴こえてくるはずもなく、その中に入ることが第一に必要なのだと……もっとも、主目的以外の旅の日々は相当に怠惰であることは白状しておくことにする。

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顧話§今日の歴史~円安そして円高~ [海外旅行]

2008年7月23日、1ユーロ169.93円の最安値。

これはもう忘れもしない円安レートの件で、実際に我々も少額ながら為替差損を蒙ってしまったのだった。最悪ともいえるタイミングで、しかも3週間という長い旅行をしちゃったのだ。

169円台は為替相場レートで、現金両替のレートは170円を超えていて、銀行の窓口でため息をついた記憶である。

旅行中はいくぶんか持ち直したものの、それでも150円台から160円台半ばでクレジットカード決済の請求が届いた。

この時の様子を、わかりやすいたとえ話でするならば、クレジットカードで1000ユーロの支払いをしたら、2008年当時は、日本円で17万円支払わなければならないところ、つい最近のレートだと13万ちょっとで済む……4万円も支払い額が少なくて済むということだ。

かくして旅行後、クレジットカードの支払いにはちょっと呆然とした。

そうして、帰国からほどなく起こったのが、あの“リーマン・ショック”と呼ばれる金融危機で、9月末には150円台だったユーロが一か月で120円を切るような急激な円高となった。そして年末には、ドルもまた90円台まで円高になってしまったのである。そんなタイミングで旅行できればとは思うが、予定を崩すことはできないのが旅行なのである。

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基話§スイスの電車に乗って [海外旅行]

ドレスデンからオーストリア西端のボーデン湖に行くのに、飛行機でスイスのチューリヒまで飛んで、空港駅から電車に乗ってスイス東端の小さな駅まで向かった。

おおよそ1時間半の列車旅だった。隣の座席にはスイス(たぶん)の若い女性が聖書を読んでいるように見えたのは、その本を閉じた後に、十字を切り、表紙にキスをしたからである。

だが、後で“スイスはプロテスタントの国だけれど、彼女はカトリックなのだろうか”と首を傾げたのだ。

スイスの小さな駅から、用水のようなライン河の国境を渡ってオーストリアの隣町に行く交通機関がなかったので、タクシーをつかまえて走らせた時、運転手が「ああ今日、こっち(オーストリア)は、祝日だからね」と教えてくれた。その時は何の祝日なのかまるでわからなかったが、後で調べたら聖体の祝日(Fronleichnam)というカトリックの祝日と判明した。

↓後年、旅先で出会った聖体の祝日の様子
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スイスからオーストリアへ2時間足らずの旅の間に、国境を挟んでプロテスタントとカトリックが対峙している事実をまざまざと思い知った……そんな今から20年前の“宗教の旅”である。

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異話§他の国を知っているか [海外旅行]

我々は、日本以外の他国――例えば、アメリカ、中国、ドイツとか――について、どれほど知っているだろう。

直接その地を旅行するのでなかったら、様々なメディアを通じて得られる情報でしか知りようはない。そうしたことで、一つの国の在り様を判断することになるのだ。

翻って、彼の国の人間たちが日本という国をどれほど知っているのかといえば、それはもう残念ながらというレベルでしかない。日本のメディアは口を開けば、日本の漫画やアニメが欧米で持て囃されていると喧伝するが、実際に話をすると、若い世代であっても漫画やアニメについて話してくるようなことはない。

絶賛されまくっている和食にしても、彼の国の人間から云々されたような記憶はほとんどない。一度だけイギリス人から“出汁”について質問されたことはあったが、まあ一通りのことを伝えただけである。

唯一と言っていいと思われるのは、シカゴに住んでいたアメリカ人女性で、何度も来日したことがあり、いくつかの事象についてはけっこう知識を持ち合わせていた。歌舞伎の話を振ってきた時は、歌舞伎を観始めて数年ほどでしかなかったが、何とか対応することができた。そんな時、我々のほうから間違った情報を伝えないようにと気を遣うのはもちろんのことだ。

世の中には、様々なバイアスをかけて他国に対する偏見や悪意に満ち満ちた情報を伝えるばかりか、徒に“日本いちばん!”を吹聴したがる輩も少なくなく、そうした態度こそ厳に慎むべきものなのである。

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測話§時計は時計として [海外旅行]

間違いなく20年は使い続けているトラベルクロックがあって、調べてみたらもう製造中止になってしまっていた。

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文字盤が見やすく、日本とヨーロッパ、アメリカの電波を受信、それぞれの地域で使える便利ものである。

我々は年に一回の海外旅行だが、仕事で行き来する人にとってはありがたい製品だと思うのだが、それが消えてしまう理由は、スマホなどで簡単に現地時刻対応が可能になってしまったからではなかろうか。

どうも根が昔の人間であるようで“時計は時計として”存在していてほしいと考えてしまう類なのだが、そういう様を今時の人は、無駄なことをしているんじゃないのと感じてしまうかもしれない。見れば、昨今は腕時計を身につけていない人が少なくないことに気がつく。

だが、これはもう長年の習慣みたいなもので、時計は時計で使うということが、身体に沁み込んでしまっていて抜けないがゆえのことなのであろう。

というわけで、自宅にある腕時計以外の“純粋な時計”がいくつあるのかを数えてみたら、6個あった。壁掛けやデスクの置時計、目覚まし時計などなどだが、それ以外にパソコンなどの電子機器や携帯電話、電気製品などに付いている“時計”を加えたら、それだけでも2けたを超えてしまったのだ。

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