基話§スイスの電車に乗って [海外旅行]
ドレスデンからオーストリア西端のボーデン湖に行くのに、飛行機でスイスのチューリヒまで飛んで、空港駅から電車に乗ってスイス東端の小さな駅まで向かった。
おおよそ1時間半の列車旅だった。隣の座席にはスイス(たぶん)の若い女性が聖書を読んでいるように見えたのは、その本を閉じた後に、十字を切り、表紙にキスをしたからである。
だが、後で“スイスはプロテスタントの国だけれど、彼女はカトリックなのだろうか”と首を傾げたのだ。
スイスの小さな駅から、用水のようなライン河の国境を渡ってオーストリアの隣町に行く交通機関がなかったので、タクシーをつかまえて走らせた時、運転手が「ああ今日、こっち(オーストリア)は、祝日だからね」と教えてくれた。その時は何の祝日なのかまるでわからなかったが、後で調べたら聖体の祝日(Fronleichnam)というカトリックの祝日と判明した。
↓後年、旅先で出会った聖体の祝日の様子
スイスからオーストリアへ2時間足らずの旅の間に、国境を挟んでプロテスタントとカトリックが対峙している事実をまざまざと思い知った……そんな今から20年前の“宗教の旅”である。
《海外旅行のトピックス一覧》
おおよそ1時間半の列車旅だった。隣の座席にはスイス(たぶん)の若い女性が聖書を読んでいるように見えたのは、その本を閉じた後に、十字を切り、表紙にキスをしたからである。
だが、後で“スイスはプロテスタントの国だけれど、彼女はカトリックなのだろうか”と首を傾げたのだ。
スイスの小さな駅から、用水のようなライン河の国境を渡ってオーストリアの隣町に行く交通機関がなかったので、タクシーをつかまえて走らせた時、運転手が「ああ今日、こっち(オーストリア)は、祝日だからね」と教えてくれた。その時は何の祝日なのかまるでわからなかったが、後で調べたら聖体の祝日(Fronleichnam)というカトリックの祝日と判明した。
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スイスからオーストリアへ2時間足らずの旅の間に、国境を挟んでプロテスタントとカトリックが対峙している事実をまざまざと思い知った……そんな今から20年前の“宗教の旅”である。
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