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露話§南回りでヨーロッパ往復 [海外旅行]

狂ったプーチンのウクライナ侵略で、シベリア上空航路が飛べなくなっている。フィンランド航空は運行を一時的に停止したし、エールフランス航空は南回りコースで運行を始めた。

日本からヨーロッパに飛ぶのに、かつてはアラスカのアンカレジ経由の北回り便と、東南アジアからアラビア半島を経て飛んでいた南回り便があった。前者は十数時間、後者は20時間近くかかっていた。そんな南回り便に乗ったことがある。

1982年だから、ちょうど40年前の話……新婚旅行の往復がルフトハンザの南回りだった。できれば北回りを使いたかったが、あいにく満席ということで南回りとなってしまった。

↓その当時の搭乗券と航空券。航空券の中は手書きである
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直行便ではなく、成田-香港-カラチ-アテネ-フランクフルトという経路だ。成田を20時45分に出発し、フランクフルト到着は翌日7時50分……日本時間14時50分だから、所要およそ16時間である。

経由地のうち、香港だけは飛行機から降ろされて待合室まで誘導されたが、カラチとアテネは機内で一時間くらい待たされた。それぞれ飛んでいた時間は、長くて5時間くらいではなかったか。

これはさすがにきつかった。まだ二十代だったから何とか頑張れたけれど、離陸してしばらくすると機内食が配られる。それぞれの空港からも搭乗する乗客のためのものでもあるが、十把一からげですべての乗客に配られるが、最初は律義に食べてみたが、3回目くらいになると、見るのも嫌!になってしまったのだ。

そんな長いフライトのせいかどうか、なかなか時差ぼけが抜けずに難儀した記憶である。

思えばシベリア直行便が日常化したのは、ソ連の崩壊で冷戦が終結した後、1990年代に入ってからのことだった。ただし、それ以前にもシベリア経由は存在していて、1980年の行きに乗ったのはモスクワ経由だったし、1987年の往復も日本航空のモスクワ経由を利用したのだった。

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