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濡話§屋根のあるスタジアム [ラグビー]

スタジアム話を続ける。

3シーズン目のラグビーリーグワンも折り返しを迎えようとしている。これまで数試合を観戦しているが、観戦している座席は“高齢者”のことゆえ、屋根のある、主にメインスタンドなのだ。

かつて、バリバリに元気で社会人ラグビーを観ていた頃は、秩父宮で一日に2試合行われるのに開門前から待って、当時は自由席だったバックスタンドで、元気に太陽を浴びていたのである。

そんな時期はとうに過ぎて、今はせめては雨をしのぎたいと屋根の下で観戦するようになった。

大好きな秩父宮なれど、屋根はメインスタンドと南側ゴール裏にしかない。そしてメインスタンドの屋根も前半分は被っておらず、だから後ろ半分の席を選ぶ必要があるのだ。

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古いスタジアムの屋根事情はそんな感じだが、よく出かける味の素スタジアムであれば、満遍なく屋根に覆われていて、少なくとも後方に座りさえすれば、快適な観戦が約束される。

そうでなくても、俯瞰して観たいほうだから、わざわざ雨が吹き込んでくる前方に座ることなどもしない。さすがにそうしていかないと、年寄りとして淡々と通うことなのはできないのだ。

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交話§スピアーズ対チーフス[秩父宮] [ラグビー]

先週に引き続き“クロスボーダーラグビー2024”第4戦はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ対ギャラガーチーフスを秩父宮ラグビー場で観た。気持ちよく晴れて、観客は9,439人……1万人は入ってほしかった。

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結果は30対35でギャラガーチーフスが辛くも逃げ切り。クラブ対抗戦という位置付けがラグビー好きの中にも浸透しているとは言えないようで、入りは渋め……宣伝不足もあるだろうが。

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1トライの得点差だったが、勝負は前半の貯金を活かしたチーフスの逃げ切り。前週の、パス回しが素早く洗練していると感じたブルーズに比べると、やや泥臭く突っ込んでくるというイメージか。だからゴールライン近くでのプレイの強さのゆえに、たびたびトライを献上することになってしまった。



そのまま大差でやられると思っていたら、後半になってリザーブ選手が交代していくにつれて、ディフェンスの穴が開きだしてスピアーズが3トライ。あと一歩及ばずの結果は、もったいなかったと思われる。

なお、ゲーム後半から帝京大学主将の江良が出場、アーリーエントリー選手一番乗りを果たした。

[おまけ]試合途中から羽田空港の南風運用が始まって、すぐ上空を羽田に向かって着陸する飛行機が低空で続々と過ぎていったのだ。

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交話§サンゴリアス対ブルーズ[秩父宮] [ラグビー]

今季初の試みとして、リーグワンの前シーズンプレイオフ進出4チームと、クラブとスーパーラグビー・パシフィックに属しているニュージーランドの2チームが来日して“クロスボーダーラグビー2024”が行われた。快晴の秩父宮ラグビー場、この日の観客は13,278人。結果は7対43と惨敗である。

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まずもってブルーズの展開の早さに驚かされるが“こんなのあたりまえ”という感じで、軽快にステップを踏み、ノールックパスを繰り出していく。

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とてもこれでは敵わない。前半15分過ぎまでに3トライを決められ、あっさり勝負が決まってしまった。サンゴリアスは30分に松島幸太朗がセンターに決めたトライとゴールの7点のみ。



クラブ対抗という初めての試みだったので、戸惑いがあったのかどうかわからないが、トライは取られ過ぎ。とにかく攻撃のオプションが多彩で、相手に翻弄されたのは明らかであろう。

再びジャパンの監督として就任したエディ・ジョーンズは、新しいチームのモットーに“超速ラグビー”を掲げているが、ブルーズの俊足っぷりを見ていると、道はまだまだ遠い。

この日座った席のあたりはリーグワンの関係者が多く、ブレイブルーパスの監督トッド・ブラックアダーが2列前に座っていたり、後ろを振り返れば、同じくリーチ・マイケル、さらにヴェルブリッツのアーロン・スミスにボーデン・バレットなどなど、賑やかな客席なのだった。

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練話§ブラックラムズ対スピアーズ[駒沢] [ラグビー]

スピアーズが足搔いている。前節までで2勝3敗と黒星が先行、前シーズンの覇者は、マルコム・マークスとバーナード・フォーリーの2枚看板を欠いたまま、苦しい試合が続いている。駒沢陸上競技場は快晴、そしてこの日の観客は7,608人

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二人がプレイしていた時と、欠いた時では、微妙な違いがあるのかどうかはわからないが、ちょっとしたタイミングのずれが、連係を途切らせてしまうような気がした。

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終始、スピアーズが先行されたのは、ブラックラムズのスタンドオフであるアイザック・ルーカスのクレバーなボール回しと果敢な突破に手を焼いたと感じられる。



勝負は最後の最後までもつれて、スピアーズが5点をリードしたノーサイド直前、ブラックラムズがペナルティトライで逆転。ところが80分のホーンが鳴ったとほぼ同時にブラックラムズが密集で反則を犯し、ペナルティキックをゲラード・ファンデンヒーファーが決めて18対17の逆転サヨナラ勝ち……ようやく3勝3敗の五分まで持ち込むことができた。

それにしても負け試合同然から勝ちを拾ったというのは、まったくほめられないところではある。そしてスピアーズ我慢の試合運びはなおも続くのだ。

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抜話§ブレイブルーパス対スピアーズ[等々力] [ラグビー]

前年度リーグワンの王者スピアーズが沼にはまり込んで勝てない。

この日も20対24の敗戦。前節はブルーレヴズにノーサイド直前での逆転負けと、勝利が遠い。

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試合が行われたのは川崎の等々力陸上競技場。サッカーJ1フロンターレのホームで、初見参である。行きは武蔵溝ノ口からバスで競技場近くまで……これが遠く時間がかかった。

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この日の観客は10,456人。まあまあ入ったとは思うが、本来のホーム味の素スタジアムだったら数千人は多かったのではなかろうか。



というわけで、ブレイブルーパスが逃げ切って全勝をキープ。おそらくは、リッチー・モウンガやシャノン・フリゼルといったオールブラックスのメンバーを加えてチーム強化が功を奏していると思われるが、試合運びも積極的なもので、スピアーズに押し込まれても決して慌てることはなく、気がつくと陣地を挽回していたりする。

スピアーズ不振の大きな理由として、バーナード・フォーリーとマルコム・マークスの負傷離脱を挙げることができるだろう。たらればは禁物にしても彼らがいることで、チームが締まっていたことは否定できない。

オールブラックスのデイン・コールズやウェールズのリアム・ウィリアムズで補強してはいるが、まだまだチームに馴染んでいるとは思われず、この先も不安要素は多い……せめてはプレーオフに進出できる4位以内の確保ができればではあるのだけれど。

帰りは、最寄駅の武蔵中原まで歩いたが、これまた20分以上を要したのだ。

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悔話§サンゴリアス対ブレイブルーパス[味スタ] [ラグビー]

快晴微風の味の素スタジアムには今季最多31,953人の観客が集まった。前日に日産スタジアムで行われたイーグルス対ヴェルブリッツの31,312人を一日で塗り替えた……ワールドカップ終了直後+ワールドカップに出場した強豪選手が参入しての人気と思われるが、これが最後まで続いてほしいものだ。

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そして府中ダービーの結果だが“意外”にも、ブレイブルーパスが26対19で勝利を手にした。

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最初に得点したのはサンゴリアス。ペナルティゴールで先制したが、その後はブレイブルーパスが最後までリードをキープ。サンゴリアスは自分の形を作れず、後手後手に回ってしまったと感じる。



ブレイブルーパスのディフェンスが的確で速く、サンゴリアスの展開を許すことがなく、これは前節のサンゴリアスがスピアーズ相手に奏功したことが自分に返ってきてしまったようだ。

オールブラックスからやって来た二人、ブレイブルーパスのリッチー・モウンガは自分の仕事をきっちりしているように思えたが、サンゴリアスのNo.8サム・ケインは前節に続いて影が薄く、まだ本調子ではないということか。

第2節が終わったが、今季のリーグワンは混戦模様の予感がした。そして年内はこの試合で納めとなる。

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穴話§スピアーズ対サンゴリアス[秩父宮] [ラグビー]

大丈夫かスピアーズ?という試合を観てしまった。ジャパンラグビーリーグワン開幕第1節の秩父宮ラグビー場である。

↓見上げればJスポーツ実況の村上晃一、矢野武の両氏が
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↓快晴の秩父宮ラグビー場
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結果は、26対52のダブルスコアでサンゴリアス快勝&スピアーズ惨敗。サンゴリアスは前半だけで5トライ&ゴール。前半1トライ&ゴールでは追撃態勢など取れるはずもなく、第1戦を落としてしまった。

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特に前半のスピアーズは、両サイドのディフェンスが甘く、展開されては、軽々とトライされていたが、なぜそんなにディフェンスが内側に寄っていたのだろう。



開幕戦一試合だけで先々のリーグ戦を占うことはできないが、このままでは不安要素があり過ぎるようだ。この日は、オールブラックスのデイン・コールズやウェールズのリアム・ウィリアムズは出場しておらず、彼らがプレイするようになったらしかるべく修正されていくものだろうか。

サンゴリアスは、今年加入した帝京大学の髙本幹也が先発出場で、トライ後のコンバージョンを的確に決めていた。そしてオールブラックス主将のであるサム・ケインも出場したが、個人的にはそれほどの存在感を示していたとは感じられず。

なお、通路隔てたすぐ横の数列が、試合に出ないサンゴリアス選手の席で、我々の真横最後列には“あの”エディ・ジョーンズが座っていた。ちなみに今のサンゴリアスの“アドバイザー”である。

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週話§土曜枯寂~ニュージーランド国歌~ [ラグビー]

59年前の東京オリンピックで散々聞かされたのはアメリカ国歌で、気がつけばすっかりメロディーを覚えてしまった。

そして、ラグビワールドカップで覚えたのはニュージーランド国歌である。2019年に日本で開催された時に、2回か3回か聴いたら覚えてしまっていたのである。



初めて聴いた時、どこか懐かしいと感じたのは、何がなしプロテスタントの讃美歌に似ていると感じたからだろう。いかにも“偉そう”としか感じられないウエメセなアメリカ国歌に比べて、謙虚な敬虔さが見えてくるようだ。

というニュージーランド国歌だが、ラグビーの場合は続きがあって、国歌とキックオフの間に、お約束の“ハカ”が行われる流れなのである。

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独話§ドイツとラグビー~例えば~ [ラグビー]

気がつけば10月の終わりには南アフリカが優勝してラグビワールドカップ2023フランス大会は終わっていた。前回に続く2連覇である。

そして、フィジー(10位)、サモア(15位)、トンガ(16位)と南の島々が侮れない存在となり、今大会に出場したポルトガルが世界ランキング13位と、日本のすぐ下にいる。日本はティア1と認定されてはいるが、その地位に関してははなはだ危ういものがありそうだ。

ところで、個人的には強くなってくれたらおもしろそうだと考えている国がある。ドイツ(32位)やオランダ(27位)といった身体の大きい国がそれだが、まだまだ本大会出場には届かないレベルにある。

サッカーなどは強豪国であるのに、そもそもラグビーに興味がないのかどうかはわからないが、単純に考えて、本気で強化を始めれば、かなりな強豪になる可能性はあるのではないか。

なぜドイツがそれほどラグビーに対する情熱がないのか。ネットで調べると第二次大戦中にイギリスと戦って負けた結果、ラグビーに乗り遅れたという説を展開している人がいたが、それでは6ネーションズに所属しているイタリアだって同じことだろう。もう少し深い理由がありそうな気はするが。

そういえば、6ネーションズにイタリアではなく、ドイツを加入させようと試みたとか何とか聞いた気がするが、あれは空耳だったのだろうか。それが本当であれば、今頃は相当な強豪国になっていたと思われる。

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週話§日曜枯寂~プールステージ最終戦~ [ラグビー]

本日日本時間20時キックオフで、日本対アルゼンチンのプールステージ最終戦が行われる。これまで3試合行われて、その結果は……。

9月10日 日本 42-12 チリ
9月18日 日本 12-34 イングランド
9月29日 日本 28-22 サモア

中7日、中10日という余裕のある試合日程が功を奏してか、イングランドには苦杯をなめたが、サモアからきっちりと勝ちを取って、さていよいよ決勝リーグに進めるかどうかのアルゼンチン戦である。

最終戦も日本は中9日、アルゼンチンは中7日……このスケジュールを勝負に活かせるか、勝たなくては決勝トーナメントには進めないのだ。

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惨話§日本代表対フィジー[秩父宮] [ラグビー]

ラグビワールドカップ2023フランス大会を一か月後に控え、日本代表に暗雲が立ち込めている。

そんな試合を秩父宮まで観に行ってしまった。そして前半で“金ドブ”だと見放し、前半が終わったところで秩父宮を後にした。観客は22,137人。

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前半7分、怪我から代表に復帰したラピース・ラブスカフニが危険なタックルで、一発レッドカード退場。14人で戦うことになった日本代表は、ゲームの組み立てもままならない状況となり、興味は一気に失われたのである。

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こなたフィジーは自在なパス回しで日本を翻弄。前半で3トライ&3ゴールとゲームを決めてしまった。そして今の日本代表が、そうしたレベルに達しているとは思えない。





4年前のワールドカップで日本代表が見せたようなプレイをフィジーが積極的に仕掛け、14人で戦う日本は為す術がなく、これはもう現状における審判の危険なタックルへの対応がより厳しくなっていることを、サモア戦で同じく退場となったリーチの反省を活かせなかったということは問題であろう。

結局5試合行われた壮行試合は1勝4敗……ワールドカップに向けて、何か得るところがあったとは思えない。怪我人も多く、万全な態勢にあるとは思えないが、JJ(ジェイミー・ジョセフ)には何か秘策でもあるのだろうか。

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黒話§日本XV対オールブラックスXV[秩父宮] [ラグビー]

結果を先に書く・・・・・・6対38と惨敗である。キックオフ前、同居人と「30点差がついたら帰る」と話していたが、ノーサイドのホーンが鳴った80分過ぎにラインアウトのボールをファカタヴァが華麗なステップで切り込んでトライを決め、ちょうど30点差となり、結果として帰りそびれてしまったのだ。

↓キックオフ一時間前。客の集まりは早い
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↓オールブラックスXVのアップ風景
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↓日本XVのアップ風景
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↓よく入りましたが・・・・・・
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この日の観客は22,283人。秩父宮で観たこれまで試合の中では、おそらく最多ではなかったか。ワールドカップ・フランス大会開幕まで2か月となり、期待の表れがこの日の“満員札止め”となったのだろう。

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だが、結果は最初に書いたとおり。トライ一つもあげられず、オールブラックスXVのフィジカルの強さの前に敗退した。敗因はいくつもありそうで、まずゲームメイクができていたかといえば、連携がまったく取れていなかったのだ。

試合中は強い南風が吹き、前半の日本は有利な追い風サイドだったのにもかかわらず、そのメリットを生かせなかったことも反省すべきである。

↓公式のハイライトは短かったのでオールブラックス公式で


よく“勝敗を度外視”と言うのを聞くが、いくら本番前の調整期間といえど目に見える結果を出してほしいと思うのは言うまでもなく、浦安や宮崎でのハードな合宿疲れだからというのも言い訳にはならない。

個人的にはこのところフルバックで先発を続けている松島幸太朗が、あまり機能していないように感じている。右ウィング(14番)でプレイしていた時のほうが動けていたような気がするのだ。

というわけで全体として、もう少し戦えないとプール戦を勝ち抜けるとは到底思えず、できるだけ早くベストメンバーを固めていってほしい……まあ、そのために設定した試合なわけではあるが。

ちなみにオールブラックスXVは、オールブラックス1軍入りを虎視眈々と狙うレベルの選手で構成されている。

17時キックオフのこの日は、スムーズな試合運びでTMOでチェックすることもなく、フルタイム(ノーサイド)は18時45分。新宿でちょっと買い物をして、帰宅は20時半前だった。

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祝話§スピアーズ対ワイルドナイツ[決勝戦] [ラグビー]

3位決定戦の翌日は国立競技場で行われた埼玉パナソニックワイルドナイツ対クボタスピアーズ船橋・東京ベイの決勝戦を観てきた。観客は41,794人。

↓バックスタンドに座ったので表彰式はディスプレイで
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↓裏から見た様子
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↓キャプテン立川理道
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↓スタンドオフのバーナード・フォーリー
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↓バックスの根塚洸雅とスクラムハーフの藤原忍
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↓1トライをあげた木田晴斗
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↓要中の要マルコム・マークス
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↓今季で退団のライアン・クロッティ
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ワイルドナイツが本来の力を発揮することのないまま、いわば自滅に近い形で連覇は叶わず、スピアーズが初優勝を決めた。

前半はペナルティゴールのみでスピアーズが9対3とリード。後半にそれぞれトライを一本ずつ決めるという細かいゲームを制したのは、スピアーズ。プレイヤー・オブ・ザ・マッチはスピアーズ主将の立川理道。

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ちょっとしたミス……ダイレクトタッチが数回、蹴った地点まで戻されて、相手ボールのラインアウトとなってしまう。そのあたりで自分優位を作り出すことができなかったのでがないか。

もう一つ、最も危険な快速ウィングのコロインベテに投げたライン際のパスが繋がらず、うまく機能しなかったことでチャンスを生み出せなかった要因であるとも言えるだろう。



ワイルドナイツになかなか勝てなかったスピアーズだったが、この日は特にタイトなディフェンスで粘り強く守り、自陣深いところでの反則はほとんど見当たらず、締まったゲーム展開で優勝に結びつけた。

このところ目に立ったTMO判定だったが、この日は一回も行われることなくスムーズな試合運びで試合時間は1時間45分ほどでノーサイド。

↓おまけ・・・・・・JスポーツのラグビーわんだほーMC浅野杏奈
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表彰式から両チームの場内一周を眺め、17時過ぎに国立競技場を後にした。

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鷲話§イーグルス対サンゴリアス[3位決定戦] [ラグビー]

東京は昼頃から雨模様。秩父宮に着いても降り続いていて、コンディションが心配された。そんな雨は前半10分過ぎには何とか止んでくれた。この日は19時キックオフのナイトゲーム。秩父宮ラグビー場の観客は8,270人。

↓ノーサイド後のインタビューに答えるデクラーク
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横浜キヤノンイーグルス対東京サントリーサンゴリアスの3位決定戦は26対20でイーグルスが3位を勝ち取った。プレイヤー・オブ・ザ・マッチは2トライをあげた元サンゴリアスの松井千士。

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自分的にはおもしろいゲームだった。とかく3位決定戦の意義云々を言われたりするが、ことモチベーションに関しては圧倒的にイーグルスが勝っていたがゆえの勝利である。



イーグルスに勝利をもたらしたのは、ファフ・デクラークが常にゲームの基点となってゲームメイクをしていた。その顕著な例が2つあって、まず45分過ぎに10m付近のモールからデクラークがボールを持ち出し、相手をかわしつつ、機を見計らってボールを“一人スルーキック”を持ち込んでトライ。

もう一つは55分過ぎ、ゴール前のペナルティキックをフォワードがモールを形成して“ワーワー!”と押し込んでトライ……この時も、後ろにいたデクラークがフェイクモーションで相手を陽動したことが効果的だったと言えそうだ。

イーグルスのアイデアに満ちたプレイは、他のチームにはない独特な雰囲気で観客を興奮させてくれるのである。

サンゴリアスも前半は相手を圧倒してリードを奪ったが、最後はイーグルスのモチベーションの高さに敗れてしまった。

この日、ラグビワールドカップ日本大会でもレフリーとして参加した久保修平がレフリーを引退、後進を育成するという。このところのゲームを観る限り、さらにレフリーの質を高めていく必要を強く感じられる。特にTMOが多かった直近2試合が2時間超えだったように、もっとコンパクトなゲームができるように鍛えてもらいたい。

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汗話§スピアーズ対サンゴリアス[準決勝] [ラグビー]

今にも泣き出しそうな、いつ降り出してもおかしくないような曇り空の秩父宮ラグビー場で、ジャパンラグビーリーグワンのプレーオフ準決勝クボタスピアーズ対サントリーサンゴリアスの戦いを観てきた……観客は13,065人。

↓秩父宮から神宮球場を横目に
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↓スピアーズのオレンジが優勢か
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↓前日のワイルドナイツ対イーグルスは16,237人
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お隣の神宮球場では六大学野球の立教対慶應、早稲田対明治の2試合が、その奥の国立競技場ではJリーグ30周年記念スペシャルマッチ鹿島対名古屋も行われるという賑やかさである。

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さて……キリキリと胃が痛くなりそうな緊迫した試合となって、この日も試合時間がハーフタイム含めて2時間を超えた。開始早々の5分過ぎ、危険なタックルでサンゴリアスのツイ・ヘンドリックがレッドカード退場。75分を14人で戦わなければならなかった。



前半、サンゴリアスが10対7とリードして迎えた後半、ようやくスピアーズが地力を発揮してリードを広げたが、ノーサイド(フルタイム)直前にサンゴリアスがトライ&ゴールで6点差まで詰め寄り、最後の1プレイでモールを押し込んで、トライかと思われたが、TMOでボールのグラウンディングが確認できず痛恨の敗戦。

↓先着1万名に配布したスピアーズのブーストシャツ
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この試合も、ゲームが進行していくところを邪魔するかのようにTMO確認が何回か行われたが、レフェリーがTMOに頼り過ぎていないかということと、TMO担当者からの働きかけが遅くないか……改めてビデオ再生確認しているからとは思われるにしても、そうした一つ一つが試合時間を長引かせた要因であろう。

プレーオフということもあって、レフェリーがより慎重にジャッジしようと試みていたのだろうが、結局は両チームも観客もモヤモヤ感が残った一戦となってしまった。

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