逆話§サンゴリアス対スピアーズ[秩父宮] [ラグビー]
今シーズン第16節である。推しチームは7勝7敗1分で最終戦を迎えたが、前シーズン優勝チームとしては、せめても勝ち越して来季に繋げたいところだが、相手は開幕戦で惨敗しているサンゴリアスなので、不安要素満載で秩父宮へ。この日の観客は13,829人。
↓お隣では六大学野球東大対早大戦が
前半15分までに2トライ&1ゴールで12点先制されたときは、このままズルズルと負けてしまうのではないかと、メインスタンドのてっぺんで夫婦二人心配になってしまった。今季を象徴するような、ボールが繋がっていってくれない症候群が続いているのではないかと思ったのだ。
それでも、さすがにサンゴリアスはプレーオフ進出を決めて、無理はせず、トライ個人記録を狙う尾崎泰雅が3トライを決めて気を吐いたが、勝ち越しモチベーションのほうが勝っていたようで、前半終了までに5点差に迫り、後半に地力を発揮できるように思われる。
後半は風上側に立ったことと、フレッシュなメンバーへの交代が奏功して、5分以降はサンゴリアスの攻撃を完璧に封じ込め、4トライ&2ゴール+ペナルティトライ(7点)と、終わってみれば26対45の圧勝。モチベーションの差とはいえ、ギリギリ8勝7敗1分でシーズン最終戦を飾った。
↓ノーサイド直前。これで終わりではなかったぞ!
↓そしてやれやれ・・・・・・
特に、フルタイム(ノーサイド)のホーンが鳴った後も、積極的なアタックを試みてサンゴリアスを慌てさせ、ゴールライン内側でノーボールタックルの反則を引き出し、ペナルティトライで得点を上積みしたのは意義あることと思ったのだが。
↓終了後。サム・ケインとチェスリン・コルビの姿も
スタジアムを出たら、折しも神宮球場のスワローズ対ドラゴンズのナイターに向かう野球観戦組と交錯して、外苑前駅まで押し合いへし合いとなったのもゴールデンウィークらしかった。
《ラグビーのトピックス一覧》
↓お隣では六大学野球東大対早大戦が
前半15分までに2トライ&1ゴールで12点先制されたときは、このままズルズルと負けてしまうのではないかと、メインスタンドのてっぺんで夫婦二人心配になってしまった。今季を象徴するような、ボールが繋がっていってくれない症候群が続いているのではないかと思ったのだ。
それでも、さすがにサンゴリアスはプレーオフ進出を決めて、無理はせず、トライ個人記録を狙う尾崎泰雅が3トライを決めて気を吐いたが、勝ち越しモチベーションのほうが勝っていたようで、前半終了までに5点差に迫り、後半に地力を発揮できるように思われる。
後半は風上側に立ったことと、フレッシュなメンバーへの交代が奏功して、5分以降はサンゴリアスの攻撃を完璧に封じ込め、4トライ&2ゴール+ペナルティトライ(7点)と、終わってみれば26対45の圧勝。モチベーションの差とはいえ、ギリギリ8勝7敗1分でシーズン最終戦を飾った。
↓ノーサイド直前。これで終わりではなかったぞ!
↓そしてやれやれ・・・・・・
特に、フルタイム(ノーサイド)のホーンが鳴った後も、積極的なアタックを試みてサンゴリアスを慌てさせ、ゴールライン内側でノーボールタックルの反則を引き出し、ペナルティトライで得点を上積みしたのは意義あることと思ったのだが。
↓終了後。サム・ケインとチェスリン・コルビの姿も
スタジアムを出たら、折しも神宮球場のスワローズ対ドラゴンズのナイターに向かう野球観戦組と交錯して、外苑前駅まで押し合いへし合いとなったのもゴールデンウィークらしかった。
《ラグビーのトピックス一覧》
経話§歌舞伎鑑賞歴二十年超ですが [歌舞伎]
歌舞伎を“まじめ”に観るようになったきっかけは、2001年秋の平成中村座公演で当時の勘九郎(十八代目中村勘三郎)の義経千本桜『忠信編』と『権太編』からである。とくに『すし屋』の権太の印象が強烈すぎて、はまり込むことになってしまったのである。
そして翌年から本格的に歌舞伎座本興行に突入することになった。そして、思わず張り込んでしまったのが、四代目尾上松緑襲名披露五月大歌舞伎での『寿曽我対面』だった。何と不遜にも、花道すぐ近くの桟敷席を取ったのだが、その時、花道を歩く役者の衣装の衣擦れの音にやられてしまったのだ。
……こうした“合わせ技”のおかげで、遅まきながら歌舞伎観劇の道を歩むことになったのだが、それまで観なかったことを本当にもったいないと悔やむのは、まあ当然のことだろう。ゆえに、世代的には二つ前の、六代目歌右衛門、十七代目勘三郎、二代目松緑の舞台は観ていない。
↓実舞台を観たのは中村又五郎以降
つまり観始めたのは、七代目芝翫、四代目雀右衛門、四代目藤十郎以降で、亡き十八代目勘三郎、十二代目團十郎、十代目三津五郎、二代目吉右衛門、そして今も現役で奮闘している七代目菊五郎、十五代目仁左衛門が全盛期にあって、充実した舞台を見せてくれた……それが観始めてから10年ほどの間に享受したことだった。
今、我々が観ている歌舞伎は、そうした前世代から新しい世代への移行期にあって、幸四郎や勘九郎、菊之助、松緑といった四十代バリバリ組が一層の活躍を見せてくれれば、ここ何年か続く谷間の時期を抜け出せるのだが。
《歌舞伎のトピックス一覧》
そして翌年から本格的に歌舞伎座本興行に突入することになった。そして、思わず張り込んでしまったのが、四代目尾上松緑襲名披露五月大歌舞伎での『寿曽我対面』だった。何と不遜にも、花道すぐ近くの桟敷席を取ったのだが、その時、花道を歩く役者の衣装の衣擦れの音にやられてしまったのだ。
……こうした“合わせ技”のおかげで、遅まきながら歌舞伎観劇の道を歩むことになったのだが、それまで観なかったことを本当にもったいないと悔やむのは、まあ当然のことだろう。ゆえに、世代的には二つ前の、六代目歌右衛門、十七代目勘三郎、二代目松緑の舞台は観ていない。
↓実舞台を観たのは中村又五郎以降
つまり観始めたのは、七代目芝翫、四代目雀右衛門、四代目藤十郎以降で、亡き十八代目勘三郎、十二代目團十郎、十代目三津五郎、二代目吉右衛門、そして今も現役で奮闘している七代目菊五郎、十五代目仁左衛門が全盛期にあって、充実した舞台を見せてくれた……それが観始めてから10年ほどの間に享受したことだった。
今、我々が観ている歌舞伎は、そうした前世代から新しい世代への移行期にあって、幸四郎や勘九郎、菊之助、松緑といった四十代バリバリ組が一層の活躍を見せてくれれば、ここ何年か続く谷間の時期を抜け出せるのだが。
《歌舞伎のトピックス一覧》