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週話§土曜有閑~外食そそくさ~ [酒]

定年退職後であっても、月に一度くらいは酒付きの外食をしていたはずだ。

それがまあ……去年は確か2回。今年も先月末に行ったのと合わせて2回だけである。

コロナ禍このかた、外食をするのも億劫になり、ちょっとと気軽に店に入ることも躊躇ってしまうようになってしまった。これは決していい傾向ではない。

店のほうも、テーブルの間隔を空けたりして、それなりに気を遣ってくれてはいるので、それはありがたいが、自分自身が外食から遠ざかってしまったことを痛感する。

もう少し、もう少しと我慢して2年余。本来はリラックスして楽しむ外食の雰囲気が、そろそろ戻ってきてほしいとは切なる願いなのだが。

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愉話§呑藝春秋[85]酒呑みの自己弁護 [酒]

[承前]

宮仕え時代に通っていた居酒屋の壁に写真のような御教訓が貼ってあった。

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よくもまあ、居直りまくったものである。書きぶりは殊勝だが、謙虚さの微塵も感じられないではないか。

この貼り紙を見た頃には、既に週に一日は酒を抜いていて、それから程なく週三日――今は月水金――のお休肝日を励行しているので、謙虚とはそんなことを指して言うものである。

だが、一日として酒を抜かなかった頃だったら、同じようなことほざいたに違いない。まさに呑み助の見事な屁理屈ということだ……世の中には高カロリーの食べ物を0カロリーだと喝破する人たちもいて、例えば超特急の中で食べれば、時速にカロリーが追いつけずゼロになるという無茶苦茶なもの。

写真の御教訓も、どこかそれと似たような強引さが感じられる。昔だったら共感したかもしれないが、今だったら「何をたわけたことを」と笑い飛ばしているところだ。

そんな呑み助も齢七十近くとなり、そんな屁理屈を開陳せずとも、ほどほどの酒で幸せを感じる……リーズナブルな年齢にたどり着いていたのである。
                               [続く]

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健話§アルコール依存症ではなかった [酒]

酒を口にするようになって半世紀が間もなくやってくる。あと2年ほどだ。

幸いなことに“酒に溺れる”ようなことは、これまで一度もなかった。呑んで酔っぱらったり、酩酊したりということは、それなりにあったけれども、酒が手放せなくなって呑まずにはいられないということはなかった。

それはたぶん、酒は好きだけれど、呑み過ごすほどの酒に対する体力を持ち合わせていなかったこともあったのかもしれない。

かつて、ピーク時だったら日本酒四合瓶やワイン一本を開けても、どうということはなかった。ピークが終わったのは四十代の終わり頃あたりだったかと思われる。

いつしか日本酒も、三合となり、今はビールを軽く呑んだ後に二合で十分満足するようになってしまっていた。しかも“お休肝日”が週三日あるので、何とか着地点にたどり着いたということだろうか。

もちろん、休肝日を設定してというのは五十代に入ってからのことで、それ以前は日々の飲酒が事実上常態化していた。それでも、正体を失うほどの呑み方をしていた記憶は数えるほどでしかなかったと確信を持って言える。

まあ何とか……酒が元で……ということにはならずに済みそうなお迎えにはなってくれそうだ。

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酒話§平均酒量の自己申告[2022年版] [酒]

新年につき2022年版である。

“お休肝日週3日”は6年目に入り、完全に定着した。それで健康が維持できているものかどうかはわからないけれど、特に不満があるわけではない。

そして、またいつの日かミュンヘンに旅行して、アウグスティナーケラーのビアガルテンでエーデルシュトフのマスジョッキを傾けられればと思う。

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酒話§平均酒量の自己申告[2005年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2006年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2007年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2008年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2009年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2010年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2011年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2012年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2013年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2014年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2015年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2016年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2017年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2018年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2019年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2020年版]
酒話§平均酒量の自己申告[2021年版]

……というわけで引き続き、以下のように更新する。

ビール:1リットル・・・絶対的な飲酒総量は明らかに減っている。呑めばもう少し呑めるところだが、晩酌で呑むビールは350ml缶1本と決めた。

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日本酒&焼酎:二合くらい?・・・すっかり焼酎が晩酌の主流にになりつつあって。主に泡盛だが、夏は炭酸割り、冬はお湯割りにしたりが、週4日の飲酒日のうち2日、残る2日は安い発泡ワイン――ヴァンムスーやカヴァ、スプマンテ――を土日で一本空けている。

もちろん気が向けば日本酒を呑むが、これもビールの後に二合くらいだ。

最後に、毎年書いていることを今年も繰り返す。お酒を楽しむためには一に健康、二に健康なのである。来年も、お酒にとってかわいそうな呑み方など決してしないと今年も誓いを新たにし、細く長くお酒を楽しむのだ。

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週話§土曜粛々~昼呑みはしない~ [酒]

意外(?)なことと思われるかもしれないが、昼から酒を呑むことはほとんどない。特に家で呑むことはない。

かつて、四十代くらいまでは、たまに家で昼呑みをしたことはあったが、今はまったく呑まないでいる。まあ、そこまで呑兵衛ではないということだ。

ゆえに昼に呑むのは、ケと呼ばれる日常ではなく、旅先のようなハレの日のタイミングで呑むのだ。

日本にいる時は、それほど呑みたくなくても、ドイツあたりに出かけると、何となく昼にビールが呑みたくなる。ビールがうまいのはもちろんだが、何がなし気分的に解放されたと感じるのだろう。

最近の楽しみは、尾瀬で10kmほど歩いた後、山小屋に着いたところでぐびぐびするビールである。

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基本的に15時前には山小屋に着くように歩くのだが、そうこうしているうち当然ながら喉が渇く。歩きながら水分の補給はしているけれど、ラスト30分くらいは、ビールのための喉を用意してやるのだ。

そうして呑むビールのうまいことは言うまでもない。生ビールの中ジョッキくらいはあっという間に喉の奥に消える。もう1杯と思わないでもないが、そこは抑えて夕食に取っておくという奥ゆかしさなのである。

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週話§土曜粛々~へべれけ~ [酒]

もう長いこと、酒を呑んで酔っ払うことがない。酔っ払うほどの量を呑んでなどいないのと、酔っぱらう体力そのものもなくなってしまったようだ。

数年くらい前だったら、好物の発泡ワイン四合ほどを一本空けることも軽々だったが、さすがに半分に留めるようになった。発泡ワインのアルコール度数は日本酒より数%ほど低いから、たぶん呑めてしまったのだろう。これが日本酒だと、四合瓶を空けるのはきつい。前も書いたように日本酒の限度は三合どまりである。

それで“へべれけ”だが、明治以降に生まれた表現らしく“へかべか見わけがつかない”状態を指して言うのだそうだ。

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週話§日曜粛々~外呑みはしたいなれど~ [酒]

月初めに緊急事態は“解除”されたが、外呑みの機会がない。何となくだがためらっているところがないわけではなく、宙ぶらりんの気分なのである。

といっても、外呑みできるチャンスはさほど多いわけではない。呑めるとしたら、神保町に出向いた時で、ランチョンであったり三幸園であったり、そんな店にしけ込めればうれしいのだけれど。

そういえばとたどってみたら、最後に神保町呑みしたのは去年の7月終わりだった。

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その時は、まさか一年以上も外呑みすることなく過ごすなどとは思いもせずにいたが、そんなブランクが微妙に影響しているのは明らかなようで、解除されたからといって、ほいほいどこかに呑みに行こうとは考えられない自分がいる。

そもそも外出度が下がってしまっているのが大きな原因だが、今回のコロナ禍のおかげで、外呑みに対する欲求が抑え込まれてしまったようだ。

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醇話§休肝日のインターバル [酒]

お休肝日を織り込むようになった最初は2008年頃と記憶している。その時は週一で、数年後には週二に、2015年に定年退職したタイミングで週三日となり、今に至っている。

週三にした時、どのようなインターバルにしようかと考えた。それで最初は確か月木金にしたのではなかったか。そうすると二日連続で呑む日が週2回となり、まとまって呑んでいる気分になってくれたのだ。

それを2年くらい続けたある日、何となく月水金に変えてみた。火曜と木曜と、一日おきに呑み、土日は二日連続で呑むというものである。それがうまいことはまってくれたようで、以来その設定が続ている。

考えるまでもなく、シンメトリーでなかなかに具合のいいローテーションであるとは今さらながら。

あれこれ調べてみると、週に二日お休肝日を設定すればそれで十分だということのようだし、毎日日本酒二合であれば、休肝日の必要はないとのこと。

だがまあ、お休肝日を設定していることで、血液検査した時の肝機能の数値は良好そのもので、それでも徐々に酒量は減っていくだろうが、我が身にお迎えが来るまでは、呑んでいられることだろう。

ところで休肝日だが、それこそ三日連続して取るほうがいいのか、今のように一日おきに取るほうがいいのか。

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旨話§外食ロスであったようだ [酒]

もうずいぶん長いこと“夜の外食”をしていない。少なくとも今年になってからは一度もしていないようだ。

夜の外食というからには酒を呑みながらというのがお約束なわけで、かくも無意味としか思えない緊急事態がダラダラと続いて、外食産業に多大な影響を及ぼしていることについて、永田町の人たちは何も感じないのか、そしてそれなりの対策を講じていると胸を張って言えるものか。

という固い話はさておき、どうやら我が身も“外食ロス”に陥ってしまっているような気がする。そして断っておくが、同居人が日々せっせと作ってくれる料理が不満なわけではない。

何となくだが、たまには外食でもと考えるのだ。定年退職後だって、月に一度か二度は外出した折、夕方の帰り前に、どこぞへとしけ込んであれこれと注文しては、酒をいただいてという日常だった。

そうした、どうってことのないことができなくなってしまったがゆえに、何がなしなストレスを感じてしまったのかどうか、自分でもよくわからない。

そうして、何が食べたいのかというと、自宅では作ることのない揚げ物……とんかつとか天麩羅といったものが食べたいと思うのだ。いずれ、外食する日常らしきものが戻ってきて、それが普通になってくれることを期待する。

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愉話§呑藝春秋[84]外呑み低調続く [酒]

[承前]

外出した先で、何であれ酒を呑むことがほとんどなくなった。今年になって外呑みしたのは、3月の半ば。アウトレットパークで買い物した後、ピザをつまみに生ビールを呑んだ一回だけである。

歌舞伎とオペラには数回通ったが、すべて車での往復だったし、ラグビー・トップリーグを観た後、晩飯がてら呑むこともできたが、何となく何となくで、デパ地下で総菜などなどを買い込んで帰宅してしまった。

そこまで神経質なつもりではないが、外呑みが億劫になってしまっているのは事実のようだ。飲食店でというよりも、気にしているのは、帰宅の電車の混雑だったりして、それを避けようと早めに電車に乗ってしまうのである。

たぶんおそらく、来たるべきコロナウイルス・ワクチン接種が我が身に行われたら、少しは気分も外呑みに向かうのではないかと思うのだが、現時点では“自主規制”状態を続けたい。

断っておくが外呑みは大好きで、外出した時の楽しみであることはもちろんのことである……かくして、ワクチン接種を待ちわびる老人の日々なりき。
                               [続く]

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愉話§呑藝春秋[83]ポートワイン [酒]

[承前]

ポートワインとかポルト酒と呼ばれているポルトガル産のスイートなワインがある。その昔“ぶどう酒”と称して赤玉ポートワインなる商品があったが生産国から抗議されて商品名を変えたことがある。

甘いからと子どもの頃に呑まされたことはあったが、それ以降長いこと途絶えていたが、世紀が明けた頃、今度は本物のポートワインと再開した。飛行機の機内食で供されるドリンク類の中にポートワインがあった。

最初は、普通にビールとかワインを呑んでいたのだが、周囲のドイツ人客が食後にポートワインを頼んでいるのを眼にして、自分もとお願いしたのだ。

そいつを、最後に残っていたチーズと合わせたら、これがご機嫌な食後酒であることを理解した。

そうはいっても、家に帰ってポートワインをとは考えず……あれこれお酒の種類を揃えるような質でないのはそのとおりで、だから飛行機内だけでしかポートワインを呑むことはない。
                               [続く]

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週話§土曜粛々~休肝日の夕食は一汁一菜~ [酒]

週に3日“お休肝日”を設定している。もうすっかり、月、水、金が定着したようだ。さすがに、お休肝日3日を始めた頃は、呑みたい気分もなくはなかったが、最近は淡々と過ごしている。

そんなお休肝日の夕食はシンプルなもので、おかず一品に味噌汁、せいぜい漬物が追加される程度で、食事時間も15分足らずで終わってしまう。これが酒を呑む日だったら、つまみが何品か並んで、最後にはご飯で締めるから、一時間ちょっととのんびりしたものだが、お休肝日は手早く済んでしまう。

“一汁一菜”のおかずはと問われれば、炒め物であったり、朝ごはん定食と称してのベーコンエッグだったり、飯が進むものばかり……そんな一汁一菜だが、お休肝日と言いながらも、酒の肴になってしまうおかずが揃ってしまうというのも痛し痒しだが、今はもうそんな欲望もクリアされたのである。

とはいえ休肝日明けとなる火、木、土の夕餉が楽しみなのは言わずもがな。

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愉話§呑藝春秋[82]呑み会は断ります [酒]

[承前]

なぜ殊更に“呑み会は断らない”と強調するのだろう。そうしたことが自慢になること自体が、古い体質を容認し、引きずってきていることに気づかない不思議。間違いなく利害関係が絡んでいるがゆえとしか思えないのだが。

どうしても断れない呑み会など本当はないはずだが、当事者はなかなか確信をもって“ない”とは思えないのだろう。

取引相手との、言わば“公的”な呑み会なるものは、年に一回もなかったと記憶しているし、まして見ず知らずの相手と呑むことなどあるはずもなかった。

官僚の、それも上に位置するような人たちが、まったく面識のない人間たちと酒席を共にすることなどあるのだろうか。何らかの関係があるに決まっているではないか。

記憶力に優れた彼ら彼女らが、酒席を共にする人間のことを何も知らない、記憶にないとかいう白々しい答弁を聞きながら、日本の根幹の激しい劣化に愕然とするのである。

というわけで、ちんけな宮仕えサラリーマンの湿気た呑み会のごときは、行こうが断ろうが、何の支障もなかったのだが。
                               [続く]

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愉話§呑藝春秋[81]酒は結局・・・・・・ [酒]

[承前]

大勢でテーブルを囲んで、賑やかに酒を酌み交わすということも、もちろん否定はしないけれど、自分にとって酒を呑むことは、結局のところ個人的な楽しみに集約されてしまうようだ。

宮仕え時代も、連れ立って酒を呑みに行くことはほとんどなく、95%以上は独り呑みを楽しんでいた。

何度か書いているように、酒を呑む時は会社の空気を持ち込まないように、そして帰宅までの間の自分だけの時間を過ごしたかったのである。そうすることで、一つのクッションを設定していたということだ。

だから長っ尻はしない。せいぜい1時間で、2時間もぐだぐだ呑んでなどはいない……まあ、2時間も呑んでいたら、ヘロヘロに酔っぱらってしまう。ちょっと酔ったかなで気持ちよく帰るという心づもりである。

帰宅したら、もう酒を口にすることはない。宮仕え時代は週に2回か3回はワンクッションおいて帰宅していた。

酒を存分に呑んで満喫するというより、自分と酒を寄り添わせるような……そんな“自分なりの節度”をわきまえていたのである。
                               [続く]

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愉話§呑藝春秋[80]手酌派です! (`・ω・´)ノ [酒]

[承前]

自分が好きなように、自分のペースで酒が呑みたい……そうであるがゆえに酒の席で酌をされるのも丁重に断り続けてきた。

ところが、まったく逆の人も少なからずいるようで、酌をする&されるのが当たり前だと考える御仁も世間にはいらっしゃるようだ。そうされるのが楽しいのかどうか、その心理なるものはまったくわからない。

まあ、結果的に独り呑みに比重が移っていったのは、そのあたりの事情も絡んでいるということか。

そうして世の中よくしたもので、我が同居人は“お酌しません”派なのだ。会社員時代をお酌せずに通してきたようだが、お酌されることを断るよりもお酌をしませんと宣言するほうが、どれほど大変なことかと思うのである。

というわけで、我が家に“お酌”なるものは、まったく存在しておらぬ……付け加えるなら“お猪口”の類も我が家にはない。あんなまどろっこしい器で酒を呑む気がしれず、普通にグラスを使って呑んでいるのだ。
                               [続く]

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タグ: 日本酒 私事
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