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譜話§スコアの効能~音楽を“見る”~ [クラシック]

ただ単に好きだというだけで、音楽の構造がどうであるかなど、まったくと言っていいほど理解などできてはいない。本当に“聴いているだけ”なのである。

そうはいっても少しは足搔いたりもしていて、読めもしないスコアを買い集めては、つらつら眺めているのだ。楽典の初歩の初歩も理解しているかどうかも怪しく、調性がそれぞれの楽曲にどういう意味を与えているのかもわからず……そんな徒手空拳でスコアを眺めてどうすると思われるかもしれないが、これがまあ“見ている”だけにしても、最低限の音楽の流れくらいは何とか掴めているような気にはなるのだ。

まあ、要するに各楽器がどのように音楽を受け渡していくのか、音楽の流れがどうのこうのというのは、そういう意味なのである。

だから、若い頃にスコアを眺めながら聴き込んだ交響曲の何曲かは、今でも実演を聴く時の助けになってくれていて、聴いていて“流れ”がすんなりと頭の中で動き出してくれるのはありがたい。

↓これがまあ分厚いのなんの
IMG_4246.JPG

上は、ワーグナーの『ニーベルングの指環』をはじめとするオペラ&楽劇のスコアだが、一通り買い揃えてはみたものの、スコアを眺めながら一時間も二時間もという集中力もなく、本棚の肥やし状態が延々と続いているのだ。

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