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記話§段落と改行について [日本語]

日本語作文では、文頭一字下げるというのがお約束だとは、小学校の国語の時間で習い覚えたことで、とりわけ原稿用紙に書く時はきちんと守って書いていたのだ。そんな一字下げるという約束ができたのは明治以降のことだと思われる。

ブログを始めた時、ふと考えて一字下げをやめてみた。その代わりになるかどうかわからなかったが、改行する時には一行空けることにした。後になって知ったことだが、そうするのがネットの中における書き方として定着しつつあるようだ。

自分自身も、ネットを始めるまでは従来通りの書き方で書いていたが、横書きに特化されているネットの文章作成に関しては、このやり方も“あり”ではないかと考えている。

もちろん、一字下げで書かれている文章のほうがまだまだ多く存在しているのは言うまでもなく、新聞に始まって、小説などの書籍も、段落一字下げが守られているのだ。

まずもって、文章を読みやすくというのが主眼で、段落一字下げという約束を否定するものではなく、一つの試みということを改めて表明しておく。

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呟話§一言つぶやき~味わわせる・・・・・・?~ [日本語]

“味わう”という動詞の活用変化は悩ましいものがあって、昔々仕事を……

……していた時“味わう”の使役をどう表記するのか調べてみたら“味わわせる”というのが正解と知り、それ以来、書く時も話す時も忠実に使っているのだが、そうしながらも今だに何とはない違和感を覚えるのは“わわ”と言葉が重なっているところなのだろうとは薄っすら感じていることである。

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説話§短語は語る~ヴァニラアイス~ [日本語]

あの、ゴミが入ってるんですぅ

……もう、たぶん30年以上前の話である。都心のデパートの催事場で北海道物産展が行われていた。混雑する場所が苦手な夫婦だが、買い物のついでにふらりと立ち寄ったのだ。

ふと気まぐれを起こして、テイクアウトのヴァニラアイスクリームの列に並んでみた。

我々の前に並んでいた人に順番が回ってきて、アイスクリームを受け取ったのだが、何となく怪訝そうな表情で「ゴミが入っているんですけど」と店員に向かって言ったのである。

すぐ後ろで並んでいて、その“ゴミ”がヴァニラの細かい種子であるのだと即座に気がついた。もちろん店員は事もなげに「これはヴァニラの粒なんですよ」と返した。まだまだ、生ヴァニラが普通に存在していなかった時代の話だった。

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葉話§日本語変換の綾 [日本語]

文字をあれこれすることを生業にしていたので、文字遣いをどうするなどはそれなりに気を遣ってきたつもりである。

もっとも、そうしたあたりは世間にいる普通の人たちのほうが厳密だったりして、自分はそのあたりの感覚が緩いのかもとも思わないことはない。まあそれほど言語感覚が鋭いわけではなさそうだ。

やっていた仕事が、それほど難しい表現や文字を使わないようにという方針だったので、それが自分の中で習い性になってここまできてしまっている。

覚えているのは……初めて→はじめてだし、一番→いちばんといった風に、眼に入った瞬間に、ぱっと読めるような平易さを旨としていたのだ。最近になって、そうした文字遣いから少しずつ漢字多めな文章を紡ぐようになっていった。

仕事を始めた時の刷り込みが、今になって抜けてきたということだろうか。

文字を生業にしていたからといって、文章力があるわけでもなく、せめては間違いのない文章を書いていきたいと思っているが、後々に読み返してみると、これがけっこう誤字も脱字があって「お前の商売は何だったのだ?」と問い詰められそうである。

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説話§短語は語る~まさにそのとおり~ [日本語]

感染急拡大の原因はデルタ株と首相

……官僚の作文を、意味を解することもなく棒読みするだけの某国首相であるが、これは通信社が配信した記事の見出しである。

もちろん“「感染急拡大の原因はデルタ株」と首相語る”と鍵括弧が付いているわけだが、それが付いていなかったら“デルタ株&首相”が感染急拡大の原因であると読めてしまう。

通信社は、そんなつもりなど微塵もなくこの記事を配信したわけだが、何ということか、コロナ対策の無為無策を批判されている首相が、感染急拡大の原因だと思われてもしかたのないような見出しで、そんなことが合わせ技となって、次期総裁選に立候補しないことを表明したのも無理からぬことである。

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7話§七・・・・・・しち? ひち? [日本語]

ずいぶんと長いこと“七”を“ひち”と発音していた。幼少の頃に“ひち”と覚えてしまったらしく、そのままでけっこうな年齢になるまで“ひち”と発音していたのだ。

他の人が“しち”と発音していることは気がついていたけれど、何となくな違和感を持っていて、ひちと発音し続けたのだった。

ちょっと調べてみたら“ひち”と発音するのは関西など西日本に多いことがわかって、根拠はないけれども、ひょっとしたら“ひ”を“し”と発音する江戸っ子のそれではないかと考えるのである。

“しち”が正解のようだが“ひち”と発音する地域も多いので、どちらでもよさそうだということがわかり、少しばかりほっとしていないでもない。

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記話§文字が書けなくなる・・・・・・ [日本語]

ワープロに始まって、今はパソコンで文字を“書いている”わけだが、そうしておよそ40年近くになってしまった。つまり、人生の半分以上というものキーボードを叩いているということになる。

そのおかげで、ボールペンや鉛筆を手にする機会が激減した。キーボードを叩かない日などはなけれども、筆記具類を手にしない日など珍しくもない。

かくして、漢字を忘れることになってしまった。手を動かさなければ、字を忘れるとは当然の帰結ではないか。

そうして、ちょっとばかし込み入った漢字を書こうとすると、ティテールが曖昧になって、適当に誤魔化して済ませるようなこともある。

強靭な記憶力を武器に、小学校から中学校と漢字の神――大げさ――と称えられたのも今は大昔で……まさに見る影もなく、パソコンの漢字変換候補に頼る日々となってしまった。

せめてもの慰めは、キーボードを叩くことで指先が刺激され、ボケを抑えて長生きできるなどといった俗信をありがたがっていることである。

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説話§短語は語る~何言ってるのか?~ [日本語]

総合的・俯瞰的

……どなたか、この言葉の正確な意味を理解できている賢者がおられたら、是非ともわかりやすく説明していただきたい。ワタシ的にはまったく!理解不能で、実は発言した側も適当かついい加減に発しただけではないかと考えているところなのだ。

こんな意味不明で恣意的なことを許していたら、日本という国は根幹から弱体化していくことは間違いのないところ……既に学問研究の弱体は始まっている。金は出さないが口は出すというケチ臭い現状を打破する必要がある。

そして一部マスコミや政治家による学会批判も、事実に基づかない明らかな嘘を放送やSNSで流すという低劣なものだった。それを稚拙にして姑息な愚行と呼ぶのだ。

加えるなら、学術会議を政府が管理しようとして、政権言いなりの学者しか集めなかったら、間違いなく日本の学者の質は低下し、いつもと同じ“お友だちだけに手厚い”状況が現出するであろう。

要するに今の政権を早くさっさと終わらせなくてはいけないのである。

最後に、最近読んだエピソードを一つ……日本のある企業が、海外に優秀な人材を求めるべく、シンガポールの企業に勤める人間をヘッドハンティングしようとオファーをかけたが、その年俸が1000万円足らず。当然ながら断られたのは、その人間の年俸が億単位という、論外な額だったから。企業まで頓珍漢な日本という実態。

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説話§短語は語る~ドコモ“ロ”座~ [日本語]

[誤]ドコモロ座……[正]ドコモ口座

新連載をスタートする。テーマは“目に立った短い言葉”で、折々に登場した言葉や単語を材料にして、私見を手短にまとめようという試みだが、うまくいったらお慰み。

一回目は、ドコモの口座に侵入して金を掠め盗っていった件……ああ、こいつは間違いなく“ドコモロ”と片仮名誤読するだろうなあと思っていたら、案の定、同居人から「ドコモロ座って、星座か何か?」と冗談めかした反応がきて、多くの人が正しく“口座(こうざ)”と読まない事案が発生した模様である。

拙ブログに使われているフォントでは“口(くち)”もカタカナの“ロ”も、見分けがついてはくれないのです。

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語話§“お”と“を”の使い分け [日本語]

個人的には“お”と“を”の発音をまったく同一に話してきている。テレビのバラエティー番組で、芸能人が作る俳句をけちょんけちょんに辛口批評している夏井いつき先生が“を”を“うぉ”と発音していることに気づいた。

彼女は四国松山の出身で、調べてみると四国のあたりでは“を”を“うぉ”と発音しているようだが、いつ頃から我々は“お”と“を”の発音を区別しなくなってきたのだろうか……話が込み入ってきそうなので、このページを読めば概要はつかめるはず。

そうしてみると、かつては発音し分けられていた“お”と“を”だが、明治以降徐々に“W”の音が省かれるようになって、区別がつかなくなってきてしまったようだ。

だが、四国ばかりでなくまだまだ各地で“を”が“Wo”とされていて、たまたま夏井いつきがそう発音していたことで、今さらながらそのことに気がつかされたのである。

そのように古来はそうだった発音を大事に残っているもう一つの例を、尾瀬の福島県側の檜枝岐村で聞いたことがあって、それは“魚”の発音で、我々は“うお”と発音しているところ、檜枝岐の人たちは“ぃお”と発音しているのだ。ローマ字だったら“YiO”とでも表記するだろうか。

尾瀬ヶ原から尾瀬沼へと向かう段小屋坂の途中に、イヨドマリ沢と呼ばれる渓流があるが“イヨ”は“魚”で、魚が遡上できないほどの急な流れという意味なのだ。

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意話§“様”の過剰な濫用~やめて!~ [日本語]

間違った敬語の使い方が氾濫していて、それを聞いていると頭がクラクラしてくる。

何かの集まりで、自分の上司などを紹介するのに「それでは、弊社課長より一言ご挨拶をいただきます」などとやらかしてしまうような御時勢なのだ。

敬語も誤用かつ過剰なところにもってきて、さらなる輪をかけているのが、敬称の、口をあんぐりするほどの過剰さだったりして、脱力することは甚だしいものがある。

とにもかくにもひどいのは“様”の使いようで、個人的は聞いていて馬鹿にされていると感じてしまう……とりわけ、病院で“患者様”などと言われると、ムカムカしてしまう。

なぜ、そこまで殊更にへりくだった表現を使うのだろうと腹立たしくもなるわけだが、これはもう明らかな過剰反応なのだ。つまりここまで持ち上げておけば文句を言われるようなこともないと見越してのことだと想像できる。

なぜ、ごく普通に“さん”付けで呼ぼうとしないのだろうか。なまじ“様”と呼ばれることで、相手との間に何やら隔たりがあると感じてしまうのだ。

もっとも、その“さん”ですら馬鹿にされたような使い方をしていて、広告などに自社所在地のアクセス略図の中に“セブンイレブンさん”とか“ガストさん”などと書いているのを見ると、脱力を覚えるのである……最近は、グーグルマップが使われることが多くなっているので“さん”を見かけることは少ないが。

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