珈話§コーヒーの淹れ方 [コーヒー]
我が家の朝は、モーニングコーヒーから始まる。コーヒーを淹れるのは夫だが、豆を挽くのは同居人。
もう20年このかた、変わらぬコーヒー豆焙煎店で、これも変わらずヨーロピアン・ブレンドなる深煎りを買っている、1か月半に一回くらいの頻度で、生豆1kgほどまとめて煎ってもらって、ストックは冷凍庫で寝かせている。
そこまではいいのだが問題は淹れ方で、なかなか一定の同じような味わいに入ってくれない。
挽き方が悪いのかと、今は粉レベルまでかなり細かめに挽いたのを試し続けている。それで、同じように挽いているはずなのだが、ある時は濃いめに落ちてくれていい塩梅なのに、ある時はあっさりめの味になってしまうのだ。
挽きの粗さが違っていて、味が違うのは理解できるが、同じ粗さなのに、どうして違った味になってしまうのだろうと、それは何というかとても不思議なことである。
まあ、喫茶店でお客さんに出すのに味がまちまちになってしまうのは、商売としてはまずいことだが、夫婦二人分だから、味がバラバラでもかまわないというわけで、もしも日々一定の味を望むなら、エスプレッソマシンでも導入するしかないだろう。
《コーヒーのトピックス一覧》
もう20年このかた、変わらぬコーヒー豆焙煎店で、これも変わらずヨーロピアン・ブレンドなる深煎りを買っている、1か月半に一回くらいの頻度で、生豆1kgほどまとめて煎ってもらって、ストックは冷凍庫で寝かせている。
そこまではいいのだが問題は淹れ方で、なかなか一定の同じような味わいに入ってくれない。
挽き方が悪いのかと、今は粉レベルまでかなり細かめに挽いたのを試し続けている。それで、同じように挽いているはずなのだが、ある時は濃いめに落ちてくれていい塩梅なのに、ある時はあっさりめの味になってしまうのだ。
挽きの粗さが違っていて、味が違うのは理解できるが、同じ粗さなのに、どうして違った味になってしまうのだろうと、それは何というかとても不思議なことである。
まあ、喫茶店でお客さんに出すのに味がまちまちになってしまうのは、商売としてはまずいことだが、夫婦二人分だから、味がバラバラでもかまわないというわけで、もしも日々一定の味を望むなら、エスプレッソマシンでも導入するしかないだろう。
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珈話§1杯のコーヒーから [コーヒー]
コーヒーは朝1杯というのが我が家の習慣のようなものである。もう20年以上同じコーヒー豆を商う店で炒りたての深煎り豆を買ってきて、それを毎朝同居人が挽いてくれたものをペーパードリップで落としてやるのだ。が……
……これが毎日同じ風味になってくれない。挽いた粉の粗さも似たようなもので、淹れ方も変わるわけではないのに、毎日味が変わる不思議。これでは喫茶店など開けないではないか。
とはいえ味らしきものはあるようなので、これをもってモーニングコーヒーの愉しみとなる。
そして我がコーヒー歴は大学3年の時に始まった。池袋東口のデパート上階の書店の奥に小洒落たフランス風があって、そこで“ギャルソン”のアルバイトをしていたのだ。
いかにもそれらしく、蝶タイに黒ベスト、そして白くて長い前掛けで働いていたのである。その店で出すコーヒーは当時でも珍しいエスプレッソマシーンで淹れたエスプレッソで、すっかりそれにはまってしまった。
時間が空いている時、アルバイトは自由にエスプレッソを飲むことができたので、味をしめてしまったのである。
おまけに、馬蹄型のバーカウンターの中でドリンク類を作って出していたのだが、それほど難しいこともなかったので開店前の生クリームのホイップとかレモンをスライスするとか簡単な仕込みに始まってドリンクの作り方まで覚えてしまったので、おもしろく仕事をさせてもらっていた。
今でも我がコーヒーの原点は、ギャルソン時代のエスプレッソなのである。
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……これが毎日同じ風味になってくれない。挽いた粉の粗さも似たようなもので、淹れ方も変わるわけではないのに、毎日味が変わる不思議。これでは喫茶店など開けないではないか。
とはいえ味らしきものはあるようなので、これをもってモーニングコーヒーの愉しみとなる。
そして我がコーヒー歴は大学3年の時に始まった。池袋東口のデパート上階の書店の奥に小洒落たフランス風があって、そこで“ギャルソン”のアルバイトをしていたのだ。
いかにもそれらしく、蝶タイに黒ベスト、そして白くて長い前掛けで働いていたのである。その店で出すコーヒーは当時でも珍しいエスプレッソマシーンで淹れたエスプレッソで、すっかりそれにはまってしまった。
時間が空いている時、アルバイトは自由にエスプレッソを飲むことができたので、味をしめてしまったのである。
おまけに、馬蹄型のバーカウンターの中でドリンク類を作って出していたのだが、それほど難しいこともなかったので開店前の生クリームのホイップとかレモンをスライスするとか簡単な仕込みに始まってドリンクの作り方まで覚えてしまったので、おもしろく仕事をさせてもらっていた。
今でも我がコーヒーの原点は、ギャルソン時代のエスプレッソなのである。
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