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労話§宮仕えを始めた頃・・・・・・ [私事]

めでたくも大学を卒業し、自分には不釣り合いともいえる望外な会社に職を得て、意気揚々と宮仕えを始めた……と言いたいところだが、実際のところは、不安だらけの“船出”だった。

仕事がスタートしたはいいが、肝腎の中身がさっぱりわからない。何がどうしてこのようになっていくものかが、まったく理解できなかったのである。

それでも、少しずつやるべき仕事は増えていくのだが、中身の理解度は遅々として進まず。半年が経って試用期間が明けて正社員となっても、絶望的に仕事を理解することができないまま。

そうして、1年が過ぎたくらいだったか、遅ればせながらようやく、仕事の何たるかがわかってきたように感じた。

多分に“技術的”な要素の多い職分であるがゆえなのかどうかわからないが職人仕事のようでもあって、人がやっているところを見たり、わからないところは聞いてみたりして、どうにか格好がついたかなと思えたのは3年ほど過ぎた頃だっただろうか。

そうして37年半、同じセクションで過ごしたが、自分的にはやっている仕事の本質を正しく理解したとは思えないまま定年退職を迎えたようである。

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