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悩話§読書感想文 [私事]

夏休みの宿題の中に“読書感想文を書け”というものが必ず入っていて、それがたまらず嫌だった。

話はごく単純で“書けない”のである。本を読めば、それが小説であるならば、当然ながら何かしら感慨を持つのは当然なのだが、それをどのように感じたのか、文章にまとめ込むことができないのだ。

そのあたりを深堀りしていってみると、感想文が書けない大きな理由として読解力不足みたいなものもあるかもしれない。文章を読み込んで理解し、そこで感じたことを文章化する……こうして、ブログの文章を書くのと、感想文を書くのは、そもそも根本的に違っている。こうして自由文を書くのとは訳が違う。

個人的には特に、描かれている人間の心理の綾を読み取ることが苦手で、おざなりの文章を書いてお茶を濁すことばかりだった。おもしろい文章を読んだからといって、そのおもしろさを文章として表現する力とかセンスの類がまるで欠如していたのである。

だから、宿題を書くべく本は読んでみたものの、眼の前に原稿用紙を置いても、さっぱり文章が思い浮かんできてくれないのだ。その時にどんな文章を書いたか、もちろん覚えているはずもないが、何かよそよそしい内容だったというくらいの記憶しか残っていない。

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