週話§日曜流転~クォーツ腕時計がピッ!~ [時計]
1980年代に入った頃、コンサート会場などでクォーツ時計が一時間ごとに発する“ピッ”という電子音の問題が発生した。
クオーツ時計は、正確な時刻を刻むのが特徴だが、それでも若干の狂いは生じるわけで、数秒ほどの間にあちこちで“ピッ”“ピッ”“ピッ”と鳴っていくのである。音を止められる機種もあるが、止められない奴はお手上げである。
そんな電子音は何年か経ったところで沈静化したが、ほどなく“二の矢”が続いた……携帯の着信音である。これがいかにパフォーマンスの邪魔になるものか、ステージ上の演者、演奏家はもちろん、観客も大迷惑を蒙るのだ。
これに関しては会場側が電波抑制装置を設置したことでいくぶんかは改善された。だが、設置していない会場もあるし、電波抑制が弱いからかどうか、歌舞伎座では時折携帯の着信音が聞えることがある。
一月大歌舞伎『荒川十太夫』の芝居最中にも携帯が鳴ったことを、当事者の松緑が自分のブログで語っているが、これほどの迷惑行為はなく、松緑が怒るのも無理はない。舞台開演前のちょっとした心遣いがほしいものだ。
《歌舞伎のトピックス一覧》
クオーツ時計は、正確な時刻を刻むのが特徴だが、それでも若干の狂いは生じるわけで、数秒ほどの間にあちこちで“ピッ”“ピッ”“ピッ”と鳴っていくのである。音を止められる機種もあるが、止められない奴はお手上げである。
そんな電子音は何年か経ったところで沈静化したが、ほどなく“二の矢”が続いた……携帯の着信音である。これがいかにパフォーマンスの邪魔になるものか、ステージ上の演者、演奏家はもちろん、観客も大迷惑を蒙るのだ。
これに関しては会場側が電波抑制装置を設置したことでいくぶんかは改善された。だが、設置していない会場もあるし、電波抑制が弱いからかどうか、歌舞伎座では時折携帯の着信音が聞えることがある。
一月大歌舞伎『荒川十太夫』の芝居最中にも携帯が鳴ったことを、当事者の松緑が自分のブログで語っているが、これほどの迷惑行為はなく、松緑が怒るのも無理はない。舞台開演前のちょっとした心遣いがほしいものだ。
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