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異話§禾乃登~七十二候~処暑 [七十二候]

処暑の末候“禾乃登(こくものすなわちみのる)”である。

処暑も末候。田んぼの稲もずいぶんと育ってきたことだろう。実家暮らしの小学生の頃は、自転車に乗って、町はずれの田んぼのあるあたりまで遊びに行くことがあった。

何をするというわけでもないが、まだまだ虫好きだったりしていたから、田んぼに棲息するイナゴやバッタを捕まえたりしていたのだ。

もちろん彼らはすばしっこいから、そうそう簡単に捕まってはくれない。特にイナゴを捕まえるのは難しく、バッタの類は比較的簡単に捕まえられる。

捕まえたからといって何をするわけでもなく、すぐに放してしまうだけで、イナゴやバッタにとっては傍迷惑でしかなかった。

子どもの好奇心の多くはは、読書によって培われる。親が買い与えてくれたのは、図鑑類……昆虫、動物、植物、天文と気象などなど。特に昆虫類は、身近な存在として常に意識をしていて、子ども時代に限られるにしても、図鑑から得た知識は後々も深く残る恩恵となってくれたのである。

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