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弄話§客との距離感~芸人必須~ [落語]

本当に気が向いた時、ふらりと寄席に行ってみることがある。もっぱら新宿末廣亭なのは、交通の便がいいからであるが、何年かに一度程度である。

そこで3時間くらい落語や色物を楽しむのだが、とっかえひっかえ出てくる落語家や漫才師、その他芸人と呼ばれる人々の醸し出す空気感は人それぞれなのだ。

普通にサラリと務めてくれればそれで何の問題もないのだが、客として一番困るのが、客席との距離感を掴めない、掴もうとしない芸人がいることで、そういう人が高座に上がるって、そうだとわかると、もう心ここにあらずで引っ込むまであらぬことを考えたりしているのだ。

つまり、客のいじり方がまるでなっていなくて、それでドツボにはまってしまうかのように感じてしまう。それだけで上等な芸人とは思えず。

何がいけないのかといえば、客に媚びるような態度と見受けられることで、それが度を超すと、さすがに客のほうも気がついて、座が白けること夥しいものがある。

それが、けっこうな年齢ではと思しき芸人の中にもいらっしゃって、この人は長い間これでやってきてしまったのかと、そうした様子を暗澹とした気持ちで眺めさせられてしまうのだ。

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